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「……おい」
『はっ！エ、エースさん、ちょっと待ってください！すぐに見つけてみせるんで！』
そうだ！まだ、この柵の部分を見てなかった！
そう言いながら一歩踏み出そうとした瞬間、グイッと腕を引かれた。
『…うっ、わわ！？』
バランスを崩してよろけるが、背中にトッと軽い衝撃を感じて止まった。
あぁ、そっかこっち側は壁だった。反対側は海だから、向こう側に倒れたら海に落ちるところだったと。
そう安堵した瞬間
ダァンッ！！
自分の顔の近くを、勢いよく何かが通り過ぎた。同時に背中の壁が揺れる。
それがエースさんの手だと気付くのに、そう時間はかからなかった。
目の前。そう文字通り目の前に、だ。
エースさんが私に覆いかぶさるように立っていたのだ。
「人が真剣に告白してるってのに、ひでぇな」
『……っ』
…怒ってる？
エースさんの瞳は、まるで獲物を見つけたかのようにギラついていた。
その表情に思わず息を飲む。
別に手足を拘束されてるわけではない。
真横にエースさんの手が置かれている。それだけなのに。
動けるはずなのに、動けない。
「…まぁ、でもお前らしいか」
『！！』
そう言って笑うと、エースさんは壁に置いている手とは反対の手で私の顎を持ち上げた。
動けない私は、なすがままになる。
「今度は、変な理由で誤魔化して逃げるなよ」
そう言うと彼は、ゆっくりと私に囁いた。
「A、お前が好きだ」
心臓の鼓動が早くなり、頭がクラクラする。
これは、現実？
人生で告白されたことなんて、一度くらいしかない。それも幼稚園とか子供の頃の話。
告白なんてイベントは、嬉しいはずなのに。
否定したい自分がいる。逃げ出したい自分がいる。
この感覚は何なんだろう。
私は、一体どうすれば
余裕のない頭で考えるが、答えなんて出てくるはずもなくて。
ただ、ただ時間だけが過ぎていく。
そんな時、第三者の声が響いた。
「……お楽しみ中だったか？」
私はこの声を知っている。
覆いかぶさるように立つエースさんの背後
見覚えのあるシルエットが見えた。
あぁ、何で。
どうして、このタイミングなんだ。
『…クロコダイル、さん』
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あ - あああああああああああああああああ好きぃぃぃぃぃっぃいっぃっぃいっぃぃ最高クロコダイル様紳士でお色気に溢れすぎていますわいやん破廉恥ぃぃx (3月5日 0時) (
レス) @page41 id: 50db911cde (このIDを非表示/違反報告)
アキ - イチロウくん絶対中二病やなw (11月14日 18時) (レス) @page14 id: d5b2e4b4ca (このIDを非表示/違反報告)
おはよ - わわわわわ神です好きです〜もっとクロコダイル様好きになりました〜 (2023年3月18日 22時) (レス) @page48 id: d4f6705fb9 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)あい(プロフ) - めちゃくちゃ本当にすごくわたし本当に礼さんの小説大好きです……😭😭なぜ！！！もっと早く出会わなかった……！！礼さんの別作品から辿ってきました……、もうほんと最高です‼️幸せをありがとうございます!!!! (2023年2月11日 21時) (レス) @page47 id: caff2e3186 (このIDを非表示/違反報告)
くるみるく - 完結おめでとうございます！最高でした！甘々だぁ……！ (2022年9月14日 11時) (レス) @page48 id: 89fb78aa91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：礼
| 作成日時：2019年8月11日 15時
