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クロコダイルside
「…ッどこ行ったんだあいつは！」
拠点の周囲の目ぼしい場所を回ってみたが、あの女の姿は無い。
だから言わんこっちゃない…。
頭を抱えたくなったその時
「あ、あんた、クロコダイルって旦那かい…？」
声をかけられて振り向くと、60代くらいであろうかと思われる女性が立っていた。誰だ…？
無言を肯定と受け取ったのか、女性が切羽詰ったかのように話し始める。
「Aちゃんが、連れてかれちまったよ！！」
「…っ！？おい、何でAのことを知ってる」
「アタシはそこの魚屋のババアだよ！Aちゃんは常連客さ！」
何か騒がしいと思って店から出てきたら、Aちゃんが知らない男に抱えられてるところだったんだよ。
Aちゃんは私に気づいたと思ったら、
『おばちゃん！クロコダイルさんにごめんなさいって伝えておいてもらえませんか！？どうにか頑張っておうちに戻りますから！最悪、泳いで帰りますから！』
って、それだけ言って連れ去られていっちまった。
そう言うと魚屋のババアがウウッと顔を覆う。
その前にまず突っ込みたいことが1つある。
お前、能力者だろ。自分がカナヅチになってることをまた忘れてんのか。
「チッ、どこのどいつだ。トラファルガーか…？」
「暗くてよく見えなかったけど、上半身裸の男だったよ」
「……心当たりが多過ぎるな」
最悪の世代の中でも半分くらいは前を開けていたはずだ。
まぁ、あれでもAは能力者。
ただの人攫いや三流の海賊に連れ去られることはないだろうが。
「あ、そうだ！思い出した！オレンジのテンガロンハットをかぶっていたわ！」
「あぁ！？」
その情報で一気に1人の人物に絞り込めた。
何でこいつが＿＿火拳のエースがここにいる！？
「…クソ野郎が」
火拳は自身の炎を動力源として、小型ボートで海を渡ることができると聞いたことがある。
それなら今、港に行ったところでもう出航してしまった後だろう。
まさか火拳がこの島に来ているとは思わなかった。
これは…俺のミスでもある、か。
「…なぁ、クロコダイルの旦那。あんまりAちゃんを責めないであげて欲しいんだ。あの子ね、本当にあんたのこと尊敬してるし好きなんだよ。話をしてて分かる」
「…クソ野郎、ってのはあいつに言ったわけじゃねぇよ」
Aを連れ去った男に向けて
そして、Aを守れなかった男に向けて
あぁ、最低のクソ野郎だ。
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あ - あああああああああああああああああ好きぃぃぃぃぃっぃいっぃっぃいっぃぃ最高クロコダイル様紳士でお色気に溢れすぎていますわいやん破廉恥ぃぃx (3月5日 0時) (
レス) @page41 id: 50db911cde (このIDを非表示/違反報告)
アキ - イチロウくん絶対中二病やなw (11月14日 18時) (レス) @page14 id: d5b2e4b4ca (このIDを非表示/違反報告)
おはよ - わわわわわ神です好きです〜もっとクロコダイル様好きになりました〜 (2023年3月18日 22時) (レス) @page48 id: d4f6705fb9 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)あい(プロフ) - めちゃくちゃ本当にすごくわたし本当に礼さんの小説大好きです……😭😭なぜ！！！もっと早く出会わなかった……！！礼さんの別作品から辿ってきました……、もうほんと最高です‼️幸せをありがとうございます!!!! (2023年2月11日 21時) (レス) @page47 id: caff2e3186 (このIDを非表示/違反報告)
くるみるく - 完結おめでとうございます！最高でした！甘々だぁ……！ (2022年9月14日 11時) (レス) @page48 id: 89fb78aa91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：礼
| 作成日時：2019年8月11日 15時
