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「何もされなかったか？」
『あ、はい！確かにルーキー達に絡まれはしましたが、結果的に血は全く流れていません！出たのは私の鼻血くらいです』
「っ…殴られたのか！？」
『いえ！転びました！』
そう言うとクロコダイルさんは額に手を当ててため息をついた。
アンニュイな雰囲気も良くお似合いですね。クロコダイルさん。すごくセクシーです。
「まぁ、良いさ。この件は水に流す」
そう言うとクロコダイルさんは葉巻を口から離した。
あ、灰皿用意しなきゃ。
そう思って灰皿を持って彼の目の前にかがむ。
「…おい、首筋のところどうした？」
『え、首？』
何のことだろうと思って首を見ようとしたけれど、自分の首なんてどう頑張っても角度的に見れない。
あたたたた、首つった！
「ここ、赤くなってる」
『え！おかしいな…虫にでも刺されたかな…』
そう言ってクロコダイルさんに教えてもらった首の位置をおさえる。
ん？この位置、何か覚えがあるような…。
瞬間、記憶が映像・音声と共にフラッシュバックする。
「＿＿俺が攫っちまうぞ？ヒロイン屋＿＿」
『っ！？』
そうだ、あの時確かに首筋にチクリと刺激が走った。
顔に熱が集まる。
首のこれは、まさかキスマークじゃ？
「……ほぉ、どうやら虫刺されではなかったようだな」
『……っ！！』
何でバレたのか
それは聞かなくても一目瞭然だろう。クロコダイルさんの背後に掛けられた大きい鏡が、私のゆでダコのような赤い顔をバッチリと写していた。
『これは、ちがっ、あの外科医がふざけて』
「トラファルガー・ロー。あいつか」
『あっ』
しまった！つい二つ名を言ってしまった！
今度こそ怒られる、と思ってぎゅっと目を瞑る。
「…はぁ、恋愛の面倒ごとは中には持ち込むなよ」
『……えっ』
「以上だ。下がれ」
もっと怒られると思ってたから、あまりの呆気無さに拍子抜けした。
…いや、怒る必要性がないんだ。
チーム内の誰かが恋愛してようが、チームに迷惑がかからなければそれで良いと考えるのが彼だ。
何とも彼らしい。わかっていたはずだ。
クロコダイルさんは私のことをそういった目では見てないって。
『…っ失礼しました』
震える声を何とか絞って部屋の扉を閉める。
馬鹿だな私。
私とクロコダイルさんとでは釣り合わないって、口癖のようにいつも自分で言ってたじゃないか。
なのに何で
『こんなに、ショックを受けてるんだろ……はは』
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あ - あああああああああああああああああ好きぃぃぃぃぃっぃいっぃっぃいっぃぃ最高クロコダイル様紳士でお色気に溢れすぎていますわいやん破廉恥ぃぃx (3月5日 0時) (
レス) @page41 id: 50db911cde (このIDを非表示/違反報告)
アキ - イチロウくん絶対中二病やなw (11月14日 18時) (レス) @page14 id: d5b2e4b4ca (このIDを非表示/違反報告)
おはよ - わわわわわ神です好きです〜もっとクロコダイル様好きになりました〜 (2023年3月18日 22時) (レス) @page48 id: d4f6705fb9 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)あい(プロフ) - めちゃくちゃ本当にすごくわたし本当に礼さんの小説大好きです……😭😭なぜ！！！もっと早く出会わなかった……！！礼さんの別作品から辿ってきました……、もうほんと最高です‼️幸せをありがとうございます!!!! (2023年2月11日 21時) (レス) @page47 id: caff2e3186 (このIDを非表示/違反報告)
くるみるく - 完結おめでとうございます！最高でした！甘々だぁ……！ (2022年9月14日 11時) (レス) @page48 id: 89fb78aa91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：礼
| 作成日時：2019年8月11日 15時
