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『落ち着いて落ち着くんだ私。いつもの感じでただいまと言えばいいんだ。買い物してたら寄り道して遅くなってしまったと言えばいいんだ』
拠点の扉の前で私は未だ扉を開けずにいた。
門限を大幅にオーバーして、家に帰る時の気分とはこういう感じなのだろうか。
こういう時はまず息を整えよう。
ヒッヒッフー。ヒッヒッフー。ヒッヒッ
バタンッ
「…………おい」
『フー。って、ダズさん！？うっそ、まだ息も整ってないし心の準備もできてない！！』
「そもそも、その呼吸法じゃ息を整えられないことに気づけ」
ボスが待ってる。気をつけろ。
ダズさんは小声でそれだけ言うとスッと出ていった。
気をつけろ、って言ったって……何を？
いつもクロコダイルさんの前では、粗相が無いように気をつけてはいるけれど…。
『…す、すみません！ただいま戻りました！』
椅子に座り新聞を読んでいたクロコダイルさんに頭を下げる。
「あぁ」
それだけ言うと彼は新聞をパサッと机の上に落として、こちらを向いて足を組み直した。
「今日は“何を”していたんだ？」
『……！！』
落ち着け。普通の、いつもされる質問じゃないか。
今日はいつもの魚屋さんに行って、煮物の作り方を教わって、それから少し寄り道をしてたら帰りが遅くなってしまった＿＿＿＿＿＿だけ。
そう言えばいい。
ルーキーと関わったことなんて、別の場所にいた彼らにはわからないだろうし、隠して仕舞えばいい。
『今日もいつものように夕食の買い出しに行って……』
そこまで言って、思い留まる。
ちょっと待って。
さっき、ダズさんは気をつけろと言った。
私の帰りを待ってたみたいに、真っ先に伝えてきた。その意図は？
「……それで？」
『！！』
クロコダイルさんは、私が最悪の世代の人達と関わり合いになったことを知っているんじゃないのか。
知っていて、敢えて私に質問してきてるんだ。
ここで、間違った返答をすれば彼の信用が失われる。
『……最悪の世代の5人にばったり出くわしました』
「………。」
『で、でも！能力の正体までは知られてないはずです！』
傘を出したのを見られたのは1回だけだし、そもそも傘の効果も彼らは知らないはず。
トラファルガーはエースさんやルフィさんから能力のこと聞いちゃってるかもしれないけど、それはノーカンだろう。
『昨日、忠告されたのにこんなことになって本当に申し訳ありませんでした！』
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あ - あああああああああああああああああ好きぃぃぃぃぃっぃいっぃっぃいっぃぃ最高クロコダイル様紳士でお色気に溢れすぎていますわいやん破廉恥ぃぃx (3月5日 0時) (
レス) @page41 id: 50db911cde (このIDを非表示/違反報告)
アキ - イチロウくん絶対中二病やなw (11月14日 18時) (レス) @page14 id: d5b2e4b4ca (このIDを非表示/違反報告)
おはよ - わわわわわ神です好きです〜もっとクロコダイル様好きになりました〜 (2023年3月18日 22時) (レス) @page48 id: d4f6705fb9 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)あい(プロフ) - めちゃくちゃ本当にすごくわたし本当に礼さんの小説大好きです……😭😭なぜ！！！もっと早く出会わなかった……！！礼さんの別作品から辿ってきました……、もうほんと最高です‼️幸せをありがとうございます!!!! (2023年2月11日 21時) (レス) @page47 id: caff2e3186 (このIDを非表示/違反報告)
くるみるく - 完結おめでとうございます！最高でした！甘々だぁ……！ (2022年9月14日 11時) (レス) @page48 id: 89fb78aa91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：礼
| 作成日時：2019年8月11日 15時
