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腕は掴まれたままの状態で、トラファルガーさんは急に話題を変えた。
「ところで、潜水艦に乗ったのは初めてだと言ったな」
『えっ、あ、はい！やっぱり海中に潜ることができるんですか？』
「それが出来なかったら最早、潜水艦の定義もクソもねぇだろ」
確かに、潜水艦のアイデンティティは海に潜ることだよな。名前にがっつり潜水って入ってるもんな。
我ながら馬鹿な質問をしてしまった。
「それを知っててここまでノコノコ着いてくるとはな」
『それは、ついて来いってトラファルガーさんが』
「危機管理能力が足りなさすぎる」
そのまま、掴まれていた腕をグイッと引っ張られた。
『っ、うわわわ！？』
ポスン
急に引っ張られたせいで踏ん張りが利かず、そのままトラファルガーさんを押し倒すように彼の胸へダイブしてしまう。
『す、みませ……んぐっ！？』
慌てて起き上がろうとしたが、起こした頭を彼の胸へとグッと押さえつけられて阻まれた。
苦しい。心臓の音が、近い。
「もし、このままこの船が潜水して出航したらどうするつもりだ？」
『！！』
これは一体何の冗談だ。
しかし、顔を胸に押し付けられていて彼の顔を見ることができない。本気で言ってるのか冗談で言ってるのかも分からない。
何か答えなきゃ。
でもどうするって、そんなの決まってる
『に、逃げ』
「周りは海だ。能力者のお前がどうやって？」
『…そ、それは』
正論を返され、思わず言い淀む。
私が黙ったのを見て、彼は喉をくつくつと鳴らして笑った。
「俺は今、長年の復讐を果たすために動いてる。そのために、海賊の心臓が100個必要なんだ」
『！！』
「強ければ強い奴ほど良い。クックック。ヒロイン屋、お前さっき何でもするって言ったよなぁ？」
確かに言った。
でもそれは言葉の弾みで…！
そんな言い訳、通用する相手じゃないって分かってる。
「なぁ、A。お前の心臓、俺にくれよ」
いつのまにか、押し倒されているのは私で
彼は私の上で心底楽しそうに、笑っていた。
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あ - あああああああああああああああああ好きぃぃぃぃぃっぃいっぃっぃいっぃぃ最高クロコダイル様紳士でお色気に溢れすぎていますわいやん破廉恥ぃぃx (3月5日 0時) (
レス) @page41 id: 50db911cde (このIDを非表示/違反報告)
アキ - イチロウくん絶対中二病やなw (11月14日 18時) (レス) @page14 id: d5b2e4b4ca (このIDを非表示/違反報告)
おはよ - わわわわわ神です好きです〜もっとクロコダイル様好きになりました〜 (2023年3月18日 22時) (レス) @page48 id: d4f6705fb9 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)あい(プロフ) - めちゃくちゃ本当にすごくわたし本当に礼さんの小説大好きです……😭😭なぜ！！！もっと早く出会わなかった……！！礼さんの別作品から辿ってきました……、もうほんと最高です‼️幸せをありがとうございます!!!! (2023年2月11日 21時) (レス) @page47 id: caff2e3186 (このIDを非表示/違反報告)
くるみるく - 完結おめでとうございます！最高でした！甘々だぁ……！ (2022年9月14日 11時) (レス) @page48 id: 89fb78aa91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：礼
| 作成日時：2019年8月11日 15時
