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トラファルガーさんの部屋の本棚には医学者やら薬草図鑑などがギッチリ収まっていた。
本当にお医者さんなんだ。
疑いまくって申し訳なかったなぁ。
「何だその目は」
『ごめんなさいの目です。A反省』
「眠いのかと思った」
『目が！目が小さいって言いたいんですか！？』
こうなったら今日はもうずっと瞳孔ガン開きでいこ、あっ目にゴミ入った。やっぱ無しで。
『ところで、私をここまで連れてきた理由って何なんでしょうか？』
「あぁ、これを預かっていてな。お前にもし会えたら渡すように頼まれていたものだ」
そう言ってトラファルガーさんから渡されたのは2枚の紙の切れ端。手に乗せると風もないのにちょっとずつ動き出していく。
この紙は＿＿＿
『ビブルカード？』
「何だ知ってたのか。“紙が動いてる！気持ち悪い”って感じのリアクションを期待したんだがな」
ハンコックさんからビブルカードもらったときに既にやりました。
何で私がそういうリアクションしたって知ってるんだろう。頭が良いからか。そういうことにしとこ。
「1枚は麦わら屋の、もう1枚は火拳屋のだ」
『わわっ！お二人のビブルカード！なんて豪華な。でもなんでトラファルガーさんが』
この人、人のお願いとか優しく聞いてくれるタイプじゃない気がするんだけど。
「…クロコダイルがこの島を拠点にしたという噂は聞いていてな。近々その島に行くことになると知ったあいつらが押し付けてきたんだ」
『……それは、なんかすみません』
思わず謝ってしまった。
しかし、トラファルガーさんには助けてもらってばっかりだな。
何か恩返し出来ることはないだろうか。
うーん…………あ！
『献血します！！』
「…見返りに宝石や金を渡されたことはあっても、血を提供しようとしたのはお前が初めてだ」
『何だって！じゃあ私の発想は天才的だったんですね』
「逆だ。馬鹿」
そう言うと彼は私の腕を掴み、片方の手の指でツゥッと私の青く浮き出た血管をなぞった。
「血をとり過ぎれば貧血を起こして倒れる。血管に挿すと見せかけて神経を刺せば、その腕は二度と動かなくなる。血をとると見せかけて、血管内に空気を挿入すれば人間は死ぬ」
私の腕の血管をなぞりながら、淡々と話す。
何だかとても怖くなって、腕を引っ込めたいのにガッチリと固定されてしまっている。
細いと思っていたトラファルガーさんの腕は、私と比べたらずっと筋肉質で、男の人の腕だった。
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あ - あああああああああああああああああ好きぃぃぃぃぃっぃいっぃっぃいっぃぃ最高クロコダイル様紳士でお色気に溢れすぎていますわいやん破廉恥ぃぃx (3月5日 0時) (
レス) @page41 id: 50db911cde (このIDを非表示/違反報告)
アキ - イチロウくん絶対中二病やなw (11月14日 18時) (レス) @page14 id: d5b2e4b4ca (このIDを非表示/違反報告)
おはよ - わわわわわ神です好きです〜もっとクロコダイル様好きになりました〜 (2023年3月18日 22時) (レス) @page48 id: d4f6705fb9 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)あい(プロフ) - めちゃくちゃ本当にすごくわたし本当に礼さんの小説大好きです……😭😭なぜ！！！もっと早く出会わなかった……！！礼さんの別作品から辿ってきました……、もうほんと最高です‼️幸せをありがとうございます!!!! (2023年2月11日 21時) (レス) @page47 id: caff2e3186 (このIDを非表示/違反報告)
くるみるく - 完結おめでとうございます！最高でした！甘々だぁ……！ (2022年9月14日 11時) (レス) @page48 id: 89fb78aa91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：礼
| 作成日時：2019年8月11日 15時
