65、うさぎはピョンとは鳴きません ページ21
会議室の扉を開くと、2人の人物がいた。
「遅い！妾を待たせるとは何を考えてあるのじゃ！」
中華系の美人なお姉さんと
「フッフッフ、主役は遅れて到着ってかぁ？」
ピンクの毛皮を着たヤクザ
名前は忘れました。
2人はイケおじをの顔を見てから、スッと目線を下に下げた。つまり私と目が合う。
そして2人とも「は？」という表情を浮かべた。
「…鷹の目、そなた何を持っておるのじゃ」
「うさぎだ」
「見ればわかる。…妾には近づけるでないぞ」
中華美人さんは動物が苦手のようだった。
でも大丈夫！私からも絶対に近づかないよ！だって中華美人さんの背後に馬鹿でかい蛇が睨みを聞かせてるからね！
動物的本能でわかる。
近づいたら丸呑みされるわこれ。
「フッフッフ！鷹の目、お前が可愛いものが好きとは意外だった！」
「本物か？」と言ってピンクのヤクザがこちらへ近づいてくる。ヤクザ身長でっか！キッドさんとかもデカかったけど、それの比じゃないくらいでかい。
ピンクヤクザが頭を撫でてくる。
あ、顔に似合わず意外と優しい手つきだ。なでなでされるの気持ちいいんだよな。
「フッフッフ！随分と表情が豊かなウサギだな」
『♪』
「人間だろこいつ」
『！？』
なんでバレた！？
助けを求めてイケおじの方を見ると「騙せている自信があったことに驚きだ」と答えた。
「何だ、カマかけてみたらやっぱり人間だったか」
カ、カマかけられただと！？
騙された！！
『ぴょ、ぴょん』
「今更遅ぇ。そもそもウサギはピョンとは鳴かねーよ」
『うさぎの鳴き声がわからない！』
「ガッツリ喋ってんじゃねーか」
くっそ、誘導尋問に引っかかった…！と悔しがっているとピンクヤクザが「こんな簡単な尋問ばっかだったら楽なんだろうな」と突っ込んできた。
やっぱりヤクザさんですか？尋問慣れてらっしゃいます？
「あんまりいじめてやるな。少々頭が弱いんだ」
『フォローになってません』
言っとくけど元の世界では割と勉強はできた方なんだからな！
最近誰も信じてくれないけども！！
イケおじは指定された座席に行くと私をテーブルに置いて座った。
「何か食べたいものあるか？注文できるぞ」
『えっ、ご馳走してくれるんですか？』
「海軍の経費で落ちる」
やったー！じゃあお菓子！チョコが食べたいです！
と伝えると、しばらくして給仕さんがお洒落に盛り付けられたお菓子を持ってきてくれた。
甘いもの嬉しい！
66、チョコレートは猛毒→←64、日本人だもの。長いカタカナの名前は覚えられないの
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ゆ(プロフ) - 体に負担がかからないよう、私生活にも支障がない程度で更新してくださるととても嬉しいです。とても長く拙い文章ではありますが、伝わることを願っています。素敵な作品をありがとうございました。 (9月12日 23時) (
レス) id: 584fdf3a28 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ(プロフ) - 貴方の書く小説を他にも読みたいと思いこの作品も読んでみました。しばらく更新はされていないようですが、貴方の小説を読んで懐かしく、幸せな気持ちになった読者がいるということが届くといいなと思いコメントをしてみました。 (9月12日 23時) (レス) id: 584fdf3a28 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ(プロフ) - はじめまして！中学の時から高校の時かもううっすらとしか記憶にないのですが、作者様が執筆されていたクロコダイル落ちの小説を思い出し、久しぶりに占ツクを開きました。やはりいつ読んでも面白くキュンキュンしてしまい、昔と同じ感覚を味わいとても感慨深いです。 (9月12日 23時) (レス) id: 584fdf3a28 (このIDを非表示/違反報告)
夜叉 - キッド無自覚で周りのクルーから暖かい目で見られていて弟感あって可愛いかったです！キッドと夢主くっついたら楽しくなりそうですね！ (2023年4月15日 10時) (レス) @page27 id: 27acb71b9d (このIDを非表示/違反報告)
礼(プロフ) - 夜叉さん» 肩幅広そうですもんね！いつも見てくださりありがとうございます☺️ (2023年4月11日 11時) (レス) @page26 id: adacf99202 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：礼
| 作成日時：2023年1月11日 19時
