58、生き返ったうさぎの剥製 ページ14
やばいよやばいよー。
何がやばいってこの状況だよ。出川もびっくりだよ
うさぎの剥製と間違えられた私は袋に詰められてついでに連れ去られてしまった。
麻袋の中だから見えないが、敵の船長と船員1人がこの小型船に乗っているようだ。
どうすればいいんだってばよ！！
こんな小さい船で戦うよりも、このまま陸地に着くのを大人しく待つ方が良さそうだよね…。
「腹が空いたな。なんか飯あるか？」
「さっきの麻袋に食料品入れてきましたぜ船長！」
ちくしょう。
せめて、見つからないように袋の奥へと思ったがもう遅かった。
バッと袋の口が開かれて敵船員Aと目が合った。
「………。」
『………。』
敵船員Aは首を傾げる。
「船長、うさぎの剥製が生き返ることってあると思います？」
「あ？なんのことだ。…って待て…うさぎ…思い出したぞ」
こいつ！キッド海賊団のペットって指名手配された奴じゃねぇか！！！
あーっっっばれたー！！！！
ガシッと敵船長に耳を掴まれて顔の前に持ってこられる。
ひっ、こわ。
「このうさぎを人質にして脅せば船奪い返せるんじゃねぇか！？」
「人質っていうかうさぎだからうさぎ質ですけどね。船長」
「細けーことはいーんだよ！」
まぁ、どちらにせよ一旦体勢は整えたほうが良いから近くの島を目指すか。
船長はそう言うと私はまた麻袋にポイっと押し込まれた。
狭い袋に逆戻り。でもまぁよかった。彼らは私をただのうさぎだと勘違いしている。
このまま、近くの島に到着したら逃げ出してやろう。
ていうか、キッド海賊団がうさぎを飼っている事実には驚かないんだな。別にいいけどさ。
そんなことを考えていたその時
ズバァァアアアンッッッ！！！
船に衝撃が走った。
私が入っていた袋が破け、私も外にコロンと転がり出る。
出たり入ったり忙しいなおい。
顔を上げると信じられない光景が広がっていた。
『ほよ？』
私たちが乗ってた小型船が真っ二つに割れている。
私と荷物袋が乗ってるのとは別の瓦礫の方に、敵船長と船員がしがみついていた。
えっ、キッドさん助けにきた？
いや一歩間違えれば私死んでますけど！？
キョロキョロと見渡すと私達の他に、もう一隻小さな船が浮かんでるのが見えた。
「な、なんであいつがここに…！」
敵船長が震え上がる
「ジュラキュール＝ミホーク！！！」
＿＿
主人公(いや、誰やねん)
59、クロールって他の4種類の泳ぎに比べたら反則級に速くない？→←57、一方その頃キッド海賊団
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ゆ(プロフ) - 体に負担がかからないよう、私生活にも支障がない程度で更新してくださるととても嬉しいです。とても長く拙い文章ではありますが、伝わることを願っています。素敵な作品をありがとうございました。 (9月12日 23時) (
レス) id: 584fdf3a28 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ(プロフ) - 貴方の書く小説を他にも読みたいと思いこの作品も読んでみました。しばらく更新はされていないようですが、貴方の小説を読んで懐かしく、幸せな気持ちになった読者がいるということが届くといいなと思いコメントをしてみました。 (9月12日 23時) (レス) id: 584fdf3a28 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ(プロフ) - はじめまして！中学の時から高校の時かもううっすらとしか記憶にないのですが、作者様が執筆されていたクロコダイル落ちの小説を思い出し、久しぶりに占ツクを開きました。やはりいつ読んでも面白くキュンキュンしてしまい、昔と同じ感覚を味わいとても感慨深いです。 (9月12日 23時) (レス) id: 584fdf3a28 (このIDを非表示/違反報告)
夜叉 - キッド無自覚で周りのクルーから暖かい目で見られていて弟感あって可愛いかったです！キッドと夢主くっついたら楽しくなりそうですね！ (2023年4月15日 10時) (レス) @page27 id: 27acb71b9d (このIDを非表示/違反報告)
礼(プロフ) - 夜叉さん» 肩幅広そうですもんね！いつも見てくださりありがとうございます☺️ (2023年4月11日 11時) (レス) @page26 id: adacf99202 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：礼
| 作成日時：2023年1月11日 19時
