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あの都市伝説の少女＿＿Aを探すために麦わらの一味は島の中心部へと進む。
しばらく林の中を進むと道が開けてきた。そこには大きな城が建っていた。
「デッケェ城だな〜。ここにみんな捕まってんのか？」
「…それにしては真っ暗だし、全体的に静かよね」
なんだか不気味な感じ。
お化けでも出てきそう。
ロビンの発言に肩を振るわせるのはビビリ代表の2人。
「ゆゆゆゆ幽霊なんてい、いるわけないだろ！！さっきのあの女の子だってちゃんと両足あったじゃねぇか！」
「そ、そそそうだぞ！ウソップの言う通りだ！オレは別に怖くなんかねーぞ！」
「がっつりビビってんじゃねーか」
ウソップとチョッパーに対してサンジの辛辣なツッコミが入る。
フゥ、とサンジはタバコを足で消して城を見つめる。
「…人の気配がするな。それも、めちゃくちゃ多い」
「お前ら、油断するなよ。何が起きるかわからねぇからな」
ゾロがそう言って扉を開けようと手にかけたその時
「ゴームゴームーの＿＿＿＿」
聞こえてきた声に気付き、その場からバッと離れる。
「＿＿＿ピストル！！！！」
瞬間、扉が吹っ飛んだ。
ガッシャァアアアアン！！！
けたたましい音と共に砂埃が立ち込める。
「ルフィ！テメェ！扉をぶっ飛ばすつもりなら先にそう言え！巻き込まれるところだっただろうが！」
「にしし！悪ぃ！！」
「思ってねーだろ！！！」
そんな軽口を叩き合っているうちに、砂埃も落ち着き景色が開けてきた。
城の中の様子を見た一同は、一斉に目を見開いた。
「なんだこれっ…！？大量のベッドに…人間！？」
「死んでんのか！？こいつら全員」
そう、城内には沢山の人、人、人
その全てが静かに横たわっていたのだ。
あまりにも異様な光景にゾクリと寒気が走る。
チョッパーが近くの人に駆け寄り、素早い動作で脈と呼吸を確認する。
「大丈夫だ！みんな生きてる！！呼吸も脈も正常値だし外傷もない！」
ホッとしたのも束の間、すぐに疑問が生じてくる。
じゃあ何でさっきのルフィが扉をぶっ飛ばした音で誰も目を覚さないんだ？
『ねぇ、うるさいんだけど』
聞き覚えのある声が響く。
バッと声の方に顔を向けると、城の2階部分に繋がる大階段＿＿その中間にあの少女が立っていた。
『静かにしてくれない？皆が起きちゃったらどうしてくれるのよ』
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礼(プロフ) - 神永さん» ありがとうございます！行き当たりばったりで始めた作品ですがそう言っていただけるとありがたいです☺️ (2023年2月3日 9時) (
レス) id: 84a23c082a (このIDを非表示/違反報告)
神永(プロフ) - ルフィの心優しさといい意味でアホっぽいところがよく出てて凄くいい作品でした…！！第一章最終回も楽しみにしてます！！ (2023年2月2日 23時) (レス) @page21 id: c0702c41ce (このIDを非表示/違反報告)
礼(プロフ) - 霧氷さん» ありがとうございます！ちょっと構想ができたので行き当たりばったりですが連載始めてしまいました…！他の作品も更新しつつ書いていけたらと思ってますのでよろしくお願いします！ (2023年1月5日 10時) (レス) id: 84a23c082a (このIDを非表示/違反報告)
霧氷(プロフ) - 短編で読んだ時から、ずっとこの先見てみたいと思っていたお話なので、今読めて感動しています……！ ご無理のないよう、今後の更新も楽しみにしています！ (2023年1月5日 8時) (レス) @page6 id: 55eb7410ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：礼
| 作成日時：2023年1月4日 23時
