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はぁ、とひとつため息を吐いてから麦わらの一味に向き直る。この状況を何とかしないと。
『私のミスで、その長鼻さんをこの島に呼んでしまったみたい』
ごめんなさいと謝罪する。
この島は、私がユメユメの実の能力で他人の夢の中に入り、そこで夢見島への招待状を渡さないと来れない。
島自体は大きくもないし、ログポースにも引っかからないような地盤で出来ているから招待状なしに見つかることはまずない。ユメユメの実の能力で見つかりづらいようにもしているし。
招待客は眠りにつき、島を出て行くことはないのでこの島の秘密が漏れることはないが、問題は招待客以外の人間。
船の操舵手さんや付き添いの人間など、この島を出て行く人達だ。
この島に関する記憶は、後でその人達の夢の世界にお邪魔して消させてもらっている。
たまに記憶が断片的に残ってしまう時があるからか、この前のニュースで私が指名手配をされる羽目になってしまったのだけれど。
どうにかこの海賊達に穏便に島を出ていってもらわないと。
出て行ってさえもらえれば後は能力で記憶を消せるから。
『そこの長鼻さんにも救いは必要ないみたいだし、島を後にしてもらえませんか？』
そう言って頭を下げる。
その問いに返答したのは一味の代表
「さっきから救いとか夢とか何言ってんだお前？」
頭をボリボリ書きながら麦わらのルフィだった。
『……さぁ』
別に話したところで後で記憶は消させてもらうから良いのだけれど。
この麦わらの一味は仲間が攫われたからと、世界政府に喧嘩を売ったりする正義感に溢れた人達。
下手に事情を話して首を突っ込まれたら面倒臭い
『お店はないし、人もいないし不便な島だよ。だから次の島に進んだ方がいい』
この島はあなた達にとっては不要な場所だから。
その言葉に対して緑頭の＿＿ゾロが反応する。
「……誰もいないねぇ。海岸に結構デケェ客船やらが停まってたが、その船に乗っていた奴らはどこに行ったんだ？」
少女は少し顔を歪めた。
訪れる人たちの中には、全員が夢を希望する人達もいた。
その人達が乗ってきた船はこの島の海岸の端に乗り捨てられている。
それを見られてたんだ。
あぁ、面倒なことになった。
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礼(プロフ) - 神永さん» ありがとうございます！行き当たりばったりで始めた作品ですがそう言っていただけるとありがたいです☺️ (2023年2月3日 9時) (
レス) id: 84a23c082a (このIDを非表示/違反報告)
神永(プロフ) - ルフィの心優しさといい意味でアホっぽいところがよく出てて凄くいい作品でした…！！第一章最終回も楽しみにしてます！！ (2023年2月2日 23時) (レス) @page21 id: c0702c41ce (このIDを非表示/違反報告)
礼(プロフ) - 霧氷さん» ありがとうございます！ちょっと構想ができたので行き当たりばったりですが連載始めてしまいました…！他の作品も更新しつつ書いていけたらと思ってますのでよろしくお願いします！ (2023年1月5日 10時) (レス) id: 84a23c082a (このIDを非表示/違反報告)
霧氷(プロフ) - 短編で読んだ時から、ずっとこの先見てみたいと思っていたお話なので、今読めて感動しています……！ ご無理のないよう、今後の更新も楽しみにしています！ (2023年1月5日 8時) (レス) @page6 id: 55eb7410ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：礼
| 作成日時：2023年1月4日 23時
