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無機物には私の能力は効かない。
それらには“ユメ”という概念がないからだ。
能力が進化すれば別なのだろうが。
結論から言うと撃退はできた。
しかし麦わらの一味総力を上げての文字通りの全力での撃退だった。
少し休憩をして体制を整えないと…
だが現実は非常だ。
疲労困憊の私達のもとに新たなる敵が降り立った。
もう一体のパシフィスタ
それを束ねる戦闘丸という男
そして、もう一人
「気をつけて…！あれは海軍大将よ！」
ロビンさんが顔を青ざめて叫ぶ
その実力は本物で、あの強いゾロさんがなす術もなく捕まった。
ウソップさんの銃弾とブルックさんの剣技が、黄猿の身体をすり抜ける。
「ワッシはロギアだからねぇ〜効かないよぉ〜」
1日1回のユメユメの実の奥義を、今使わなくていつ使う！！
『っ、眠れ！
黄猿の身体がよろける。
眠った、か！？
そう思った次の瞬間に、彼は2本足で踏ん張った。
「あぶないねぇ〜。覇気を纏ってなかったら眠ってしまってたねぇ〜」
『！』
覇気って、何！？
「“夢喰い”A。好きな夢を見られる能力なんだろう〜？」
天竜人の連中がねぇ〜お前さんの能力欲しがってるんだよぉ〜
良い夢を見られるように毎晩枕元で、その能力を使って欲しいんだと。
「君の行き先は牢獄じゃなくて天竜人のドレイだねぇ〜」
『っ！！』
その言葉は、この島で散々見てきた天竜人の行動を見てきた私には何よりも心に刺さった。
「耳を傾けるな！A！」
ルフィさんが動き出すよりも前に、黄猿へと剣を振り下ろした人物がいた。
先程、別れたレイリーさんだった。
「若い芽を摘むんじゃないよ。これから始まるんだよ。彼等の時代は」
「“冥王”レイリー。困ったねぇ〜アンタと戦うならこちらも色々覚悟を決めにゃぁいかんねぇ〜」
レイリーさんのおかげで助かった。
ほっと胸を撫で下ろす私達の耳に、我らが船長の声が届く。
「全員！逃げることだけを考えろ！！今の俺達じゃこいつらに勝てねぇ！！」
逃げる。それがこの状況において一番正しい選択だ。
例えレイリーさんが参戦してくれたとしても、この不利な状況は変わらない。
必死で逃げるが、パシフィスタと戦闘丸の攻撃が止むことはない。
絶体絶命の場面に追い討ちをかけるように、新たなる人物が立ち塞がった。
「旅行するなら何処へいきたい？」
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礼(プロフ) - 神永さん» ありがとうございます！行き当たりばったりで始めた作品ですがそう言っていただけるとありがたいです☺️ (2023年2月3日 9時) (
レス) id: 84a23c082a (このIDを非表示/違反報告)
神永(プロフ) - ルフィの心優しさといい意味でアホっぽいところがよく出てて凄くいい作品でした…！！第一章最終回も楽しみにしてます！！ (2023年2月2日 23時) (レス) @page21 id: c0702c41ce (このIDを非表示/違反報告)
礼(プロフ) - 霧氷さん» ありがとうございます！ちょっと構想ができたので行き当たりばったりですが連載始めてしまいました…！他の作品も更新しつつ書いていけたらと思ってますのでよろしくお願いします！ (2023年1月5日 10時) (レス) id: 84a23c082a (このIDを非表示/違反報告)
霧氷(プロフ) - 短編で読んだ時から、ずっとこの先見てみたいと思っていたお話なので、今読めて感動しています……！ ご無理のないよう、今後の更新も楽しみにしています！ (2023年1月5日 8時) (レス) @page6 id: 55eb7410ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：礼
| 作成日時：2023年1月4日 23時
