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「心配するな。どこの誰かではない。俺とお前の相性が95%だ」
『割と心配が残ってますね』
何故いきなり初対面の占い師さんと相性診断をすることになってるんだ私は！
「想い人がいる確率は低かったが…念のために聞くが、想い人はいるか？」
『…いませんけど、ちなみにいたらどうなるんですか？』
「消す」
『えっ…怖』
良かった。私に想い人がいなかったおかげで1人の尊き命が守られたようだ。
「ところで、お前は俺の顔はどう思う？」
『えっ…綺麗な顔してるな…と思いましたけど』
「偽りの確率0%___本心か。良かった」
『占いってそんな嘘発見器みたいなことできるんですか！？』
こっわ、この人の前だと気軽に嘘つけないやつじゃん！
「この島に思い入れはあるか？」
『えっ、いや別にないですけど』
これ、占いに関係あるのか？
まぁ嘘ついても仕方ない気がしたので正直に答える。本当にこの島に思い入れは無い。時給が良い仕事を探してたどり着いたのがここの島だからだ。別に他の島にもっと良い条件の就職先があればいつでも離れて良いと思っている。
ねぇ、だから無表情でガッツポーズするのやめてくれないかな。
後、この人がガッツポーズするたびに後ろで待機してる黒ローブの人達が歓声を上げるのもなんとかしてくれないかな。
すれ違う街の人たちが変なものを見るような目で見てくるんだ。まぁ、実際変なものなんだろうけども。
私まで変なものの一部になってしまってるのが辛い。
「A」
『あ、はい。あっ占い終わったんですか？』
「あぁ、占いは終わった」
じゃあ私はこれで、とお礼を言って立ち上がろうとした私の前に、ホーキンスさんが片膝をついて屈んだ。
『えっ！？ちょ、ホーキンスさん！？どうされたんですか！顔を上げてください！』
お礼を言うのは無料で占ってもらった私の方なのに！と慌ててホーキンスさんの腕掴むと、待ってましたと言わんばかりに出した私の手はホーキンスさんの大きな手に包まれた。
片膝をついて手をとる姿はさながら白馬の王子様のようだ。
「こうすると成功確率が上がるんだ」
彼は私をジッと見つめて告げた。
「一目見てお前に惚れた。運命の出会いとはこういうものかと初めて知った」
お前の人生を俺に捧げて欲しい。
そう言って、彼は左手の薬指に口付けを落とした
“一目惚れは占いから”
(運命の出会いは突然に)
一目惚れは音楽から（アプー）→←一目惚れは占いから（ホーキンス）
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箱 - ステキな作品を書いてくれてありがとうございます (2023年2月18日 9時) (
レス) id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
酢(プロフ) - 確かにルッチぱいせんは歪んだ愛情というイメージですもんね笑笑 (2023年2月3日 18時) (レス) id: 9040eede7e (このIDを非表示/違反報告)
礼(プロフ) - 酢さん» ありがとうございます！普段病んでるルッチしか書いてないので新鮮な気持ちで楽しく書きました笑 (2023年2月3日 17時) (レス) id: 70f1ae31b3 (このIDを非表示/違反報告)
酢(プロフ) - うわぁぁぁぁルッチぱいせんめっちゃかっこいいんだぇ… 小説投稿頑張ってください…！！ (2023年2月3日 15時) (レス) @page16 id: 9040eede7e (このIDを非表示/違反報告)
礼(プロフ) - ロアさん» ありがとうございます☺️ (2023年2月2日 22時) (レス) id: 84a23c082a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：礼
| 作成日時：2021年4月17日 18時
