マッチングアプリでマッチした相手が殺戮兵士だった話（ルッチ） ページ13
5年間付き合ってきた彼氏に振られた。
しかもアイツ二股かけていやがった。
私はあっさりと振られ、アイツはあの浮気女と結婚すると友達伝いで聞いた。
いや、アイツにとっては向こうが本命でこっちが浮気女だったんだろう…。
『…もう、慰めてくれる人なら誰でもいい』
友人に勧められたマッチングアプリをダウンロードした。
沢山の男性からアプローチが来たけれど、どれも薄っぺらい会話の内容でうんざりしていたそんな中
目に止まったのは白い鳩のプロフ写真の人。
『この人で良いか』
【ハットリさんとマッチングしました】
全員が甘ったるい言葉を紡ぐ中、無口ながらも用件をしっかり伝える彼に好感を持った。友人にはあなた変わってるねって言われたけど。
たわいないメッセージのやり取りをして、しばらくして会うことになった。
ハットリさん…顔写真は載ってないけれど。まぁ、やり取りしてて真面目そうだったし。
もし、やばい人だったら食事だけご一緒して逃げよう。
そう思って待ち合わせ場所に向かう。
『えぇっと…髪はオールバック、黒のスキニーに黄色のワイシャツを着てる……と』
送られてきたメッセージを元に、ハットリさんを探す。
待ち合わせ場所には何人か人がいた。あ、あの人の格好がそれっぽい？
近づこうとして、顔をもう一度しっかり見る。
私は足を止めた。
うん、ホストだなこれ
そうじゃないと考えられない。
あのスーツは遠くから見てもわかる。どう見てもオーダー物だ。貢いでくれるお客さんから貰ったのか？
鞄も靴も小物類もなんかもう全て高そう。
あと、顔。テライケメン。
マッチングアプリでホストが登録してお店に連れてかれる、って被害を見たことがある。
あっぶねー！まさか自分が引っかかりそうになるとは！
『よっしゃ帰ろ！』
決意して振り向いた瞬間、壁にぶつかった。
ん？壁……こんな近くにあったか？
鼻を押さえて見上げると、さっきのテライケメンが立っていた。
「どこへ行く」
あっ詰んだ
続
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箱 - ステキな作品を書いてくれてありがとうございます (2023年2月18日 9時) (
レス) id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
酢(プロフ) - 確かにルッチぱいせんは歪んだ愛情というイメージですもんね笑笑 (2023年2月3日 18時) (レス) id: 9040eede7e (このIDを非表示/違反報告)
礼(プロフ) - 酢さん» ありがとうございます！普段病んでるルッチしか書いてないので新鮮な気持ちで楽しく書きました笑 (2023年2月3日 17時) (レス) id: 70f1ae31b3 (このIDを非表示/違反報告)
酢(プロフ) - うわぁぁぁぁルッチぱいせんめっちゃかっこいいんだぇ… 小説投稿頑張ってください…！！ (2023年2月3日 15時) (レス) @page16 id: 9040eede7e (このIDを非表示/違反報告)
礼(プロフ) - ロアさん» ありがとうございます☺️ (2023年2月2日 22時) (レス) id: 84a23c082a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：礼
| 作成日時：2021年4月17日 18時
