違和感いそち あまり よっつめ ページ13
「ねぇA、結婚式はどんなドレスを着るの？」
私のウェディングプランを指揮することになったプリン様。指揮と言っても本格的な構想などはプロがいるが、デザイナーに連絡を取ったりはプリン様がしてくれるそうだ。
貴「………私だけが浮かれてるかもしれないです」
プ「え?」
貴「カタクリ様……結婚式に興味がないのかも」
プ「カタクリ兄さんったら結婚前の女を不安にさせるなんて」
プリン様は私に手を添えてくれて悲しそうに目を落とす。
プリン様の部屋でウェディングプランを練ることになった私は、昨日の出来事を話す。
貴「私カタクリ様ともっと仲良くなりたくていっぱい質問したんです…ほんと30個くらい!!けど…カタクリ様は適当に話すことじゃないとか、つまらない話だとか言ってなにも教えてくれなくて……!!!」
昨日、なんとか結婚式を2人で考えたくてどうにかお話してもらうように質問を用意して聞いてみた。カタクリ様には忙しいと断られたけど、何度もお願いして珍しいドーナツを作って差し上げることを条件に数十分だけ時間を貰えたのだ。
だが結果は惨敗。
ドバっとサイダー味の涙がジュワジュワと目に染みて流れ出た。
あんなにカタクリ様って冷たかったっけ…前はもうちょっと……。
プ「A大丈夫よ、元々カタクリ兄さんって無口で無愛想でしょ?何も心配ないわ、心の中ではあなたのことを愛してるわ」
貴「愛してるってカタクリ様から聞いてないです……そもそも婚約したのだって3日前だし……」
プ「A………きっとマリッジブルーよ!結婚前って不安になりやすいみたいだし」
「本で見たわ。Aの結婚式を完璧なものにしたいから今沢山勉強してるのよ?」と偉いでしょと言わんばかりの笑顔を恥じるように見せる。
私は涙をハンカチで拭き、「ありがとうプリンちゃん」と呟いた。
プ「ドレス、決めましょ」
プリン様はデザイン画が何百枚載っている分厚い本を開き、それぞれのドレスの特徴などを教えくれた。
貴「カタクリ様はどんなドレスが好きですかね」
プ「Aのドレス姿ならどれも好きなはずよ!この世で一番愛する人の一番綺麗な姿…これ!プリンセスみたーい!!」
そうだよね、きっと考えすぎなだけだよね。
私は意中の人と結ばれることに浮かれ、私を囲む人達が"海賊”更に、四皇の血族だということを忘れていた。
終わり
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花 - 読んでいてスッゴクドキドキさせてもいました！！あまりにもドキドキしてるせいか顔がどんどん熱くなってしまいました(*/∀＼*)更新頑張って下さい！( ´∀｀ )bたのしみにしています♪♪ (2019年4月21日 17時) (
レス) id: 597a967e30 (このIDを非表示/違反報告)
ポコポコ - とっても面白いです。更新楽しみにしてますね！頑張ってください！ (2019年4月1日 0時) (レス) id: d9241f985a (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - とても好きです！！ (2019年2月10日 12時) (レス) id: e26bb6e71f (このIDを非表示/違反報告)
エシル(プロフ) - すごく面白いです！！続きがすごく気になります (2019年1月17日 1時) (レス) id: 2e63a126ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：豆腐メンタルの極み x他1人 | 作成日時：2019年1月14日 15時
