酔っ払い共 *R-15注意* ページ17
『文次郎…いいのかこれ、三禁だろ!?』
「あぁあ?三禁だぁあ?んなもんクソ喰らえ〜」
あ、だめだ。さっきからおかしいとは思ってたがこいつ酔ってる。しかも早い段階で…
「心配するな。今夜限りだが、学園長先生からの許可は貰っている。ついでに全員今夜はおーるないとだ」
おい、使い慣れてない言葉を無理に使うな仙蔵
しかも酔いが回ってるせいでほぼ舌足らずになってるし
『こんなんじゃ下級生への示しがつかないだろうが…』
「もぉAったら、お堅いなぁ〜」
「早く潰しちまおうぜ」
「そうだね〜」
この時、文次郎と仙蔵の相手で精一杯だった俺はは組二人の行動に気づかなかった。
『だから、俺はいいってッ……なんだ留三郎』
「いいから、そのまま。 な?」
『はぁ?一体なにをす__んぅ?!』
留三郎に後ろから羽交い締めされて身動きの取れなくなった俺の目の前には気づけば伊作がいた
そのまま両頬を捉われ上を向かされると流れる様な動作で唇を奪われる
舌で閉じた口を割られ、流れ込んできた液体が酒だと知るのにはそう時間は掛からなかった。
『…げほっ、ゴホッ……なにを』
「あちゃあ…口移し初めてだからうまくいかないなぁ
ごめんねA。今度は上手くやるから」
『ふ、ふざけ』
二度目のそれは一回目より濃厚で、頭がぐらついた。
その手の事なら六年の中でも随一と噂の伊作は、噂通り…上手かった。
「あはっ、A顔赤い かわいー」
『…、このっ』
「ずるい伊作ばっかり!!」
『…んぅ、!』
声を荒げる小平太はドカドカと近づいてくると伊作と留三郎を引き剥がしそのまま床に押し倒され唇を奪われる
『……は、…いい加減に、しろ
人の唇をなんだと思ってるんだッ』
「つれないなぁ…乱戦の時はあんなに情熱的な接吻くれたくせに」
『……あれは、応急処置の為で…』
「もういい。黙って」
再び口を塞がれる。酒を飲めば伊作だけでなく小平太までもが接吻の魔と化す事を知った俺の体は酒のせいか熱を帯び始めだしている。
伊作に負けず劣らず見かけによらず
小平太の房中術の成績は良い。
そして小平太の手つきがいよいよそれに近づき、冷や汗が伝う
まずいまずいまずい
『…は、…ぁ』
「A。私だけを見て」
目が据わってる。本気だ
『だ、ダメだ…小平太…』
小平太の手が懐へと忍び寄る
喰われる。そう覚悟した瞬間
ゴッと鈍い音がして小平太の体が崩れた
「お前達、いい加減にしろ」
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伊綱(プロフ) - みぢゅさん» 温かいコメント痛み入ります!いつでもお越し下さい!! (12月16日 21時) (レス) id: 4fcd5fb6be (このIDを非表示/違反報告)
みぢゅ(プロフ) - 昨日この作品を見つけて時間も忘れて最後まで読ませて頂きました!! すっごく面白くて、言葉選びも綺麗で、本当に感動しました!また何度でも愛読させていただきます…! (12月16日 9時) (レス) @page40 id: 26ff2501e8 (このIDを非表示/違反報告)
伊綱(プロフ) - 猫毬かなめさん» ありがとうございます。何度でもお越しください。彼らはあなたを歓迎してくれると思います! (8月22日 9時) (レス) id: 4fcd5fb6be (このIDを非表示/違反報告)
伊綱(プロフ) - ハクさん» コメントありがとうございます!この作品はずっと残り続けるのでこれからも愛読していただけたら嬉しいです (8月22日 9時) (レス) id: 4fcd5fb6be (このIDを非表示/違反報告)
猫毬かなめ(プロフ) - 完結おめでとうございます!更新がある毎に初めから読み返したくなる、とてもお気に入りの作品でした。この六年生達の絡みが紡がれなくなるのは寂しいですが、これからまた何度も読み返し会いに来たいと思います。お疲れ様でした。ありがとうございました。 (8月22日 3時) (レス) @page40 id: 7e8e70364c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:伊綱 | 作成日時:2021年8月11日 22時