青の道標 (ページ6)

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呪術師親睦会ページ6

『親睦会？』

「そうだ。今度集まれる術師みんなを集めて飲み会をするんだが…お前出られそうか？」

『うーん…』

一人での任務が増えてから使い始めた手帳

カレンダーには予定が所々書かれており、夜蛾先生の指定する親睦会の日は驚く事にちゃんと予定が空いていた

『ちなみに、参加者って誰ですか？』

「今のところ硝子や俺。それから歌姫にも声を掛けてる最中だ

それから……悟は、どうだろうな。あいつ最近忙しいみたいだし

七海は行くと言っていた」

『……なるほど』

悟と喧嘩をしてもう５日が経つ。
あれ以降顔を合わせる事も、連絡をする事もなくて

今回の親睦会に参加するのであるなら、少し…考えてしまう

「…お前ら、まだ喧嘩してるのか？」

『悟が心配症過ぎるんですよ…』

夜蛾先生は私達が喧嘩した事を知っている

まぁあれだけ大騒ぎした後だし、なんだったら高専内にいたから余裕でわかるだろうし

でも、気を使わせてしまうのは少し罪悪感がある

『すみません、子供の喧嘩と思って放っておいて下さい』

「それは構わんが、、それなら親睦会はやめとくか？」

硝子と飲むのは初めてだから結構楽しみにしてる。

それに、歌姫先輩にも会えるかもしれない

今まで会えなかった人や、これから親しくなる人

交友は、大事だ。

『いえ』

もし仮に悟が来たとしても、きっとお互い話す事はないだろう

ならば、私の答えは…

『参加します』