説明。 ページ16
目の前に広がる光景
質素ながらもたくさんの料理が並び、その周りを狼隊の人達が囲んでいる
『は？…は？？』
あまりの状況に頭が思考停止してると、すぐ後ろから尊奈門の声が聞こえた。
「いたっ！！……って、あれ…なに？…え」
「これで揃ったね〜」
尊奈門と尊奈門を連れて来たであろうかつての同僚…陣左が遅れてやってくると、雑渡さんが手拍子を始める。
『説明。してもらっていいですかね』
「うーん。簡潔に言うならお誕生日会？君と尊奈門の」
『は？』
「だってさぁ…君達真面目なのはいいことだけど仕事を理由に誕生日会興味ないとか言って全然祝われてくれないんだもん
まぁみんなを呼ぶのは難しかったから、狼隊のメンバーだけでも呼んだわけよ」
『オレ、月輪隊だったんですけど…』
「そこなんだけどね、陣左に頼まれたんだよ」
そこに来たのは懐かしの顔。
最後に会った時より随分と男前になっている
「よぉ、久しぶり」
『陣左、』
「可愛い部下からの頼みは断れないでしょ？でも君、どうせ普通に呼んでも何かにつけて素直に来るとは思えなかったから
一芝居打ってみたのよ」
『なら尊奈門は、あんたの一芝居に巻き込まれたわけか』
「あれ？共犯だと疑わないの？」
『尊奈門にそんなご細工できると思うか？
本気で殺気立ったオレ相手に』
「まぁ、むりだよね〜」
『はぁ……まぁ、いいや。
所で組頭』
くどいようだが、ここまで来て偽物説が激薄になった所で
オレはあの日の問いをもう一度した
『尊奈門に東堂洋介の事を言わなかったのは、何故だ？』
「あーあれね。
あの時はあんな感じで言ったけど、ほんと言うとさ
忘れてた⭐︎てへっ」
許してちょんまげ〜〜なんつって！
そう言ってヘラヘラとおちゃらける雑渡さんは、オレの想像してた通りの流れを作って見せた
(あ"〜〜まっっっじでこの人一回死ねばいいッッ)
『……はぁああ。』
呆れと、いつもの組頭だと確信してどこか安心してる自分にオレは今日一のクソデカため息をこぼした
続く (更新停止中)
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名無し46178号(プロフ) - 面白すぎて徹夜してみました！ (2月28日 22時) (
レス) @page16 id: f99e80254f (このIDを非表示/違反報告)
伊綱(プロフ) - 空さん» 同業者様でした！コメントありがとうございます。お互い頑張りましょう！ (9月9日 13時) (レス) @page5 id: 4fcd5fb6be (このIDを非表示/違反報告)
空 - 面白いです。お互い更新頑張りましょう (9月9日 13時) (レス) id: ffd33a398f (このIDを非表示/違反報告)
伊綱(プロフ) - とーふぶさん» そう言っていただけて嬉しいですありがとうございます！！！ (9月9日 13時) (レス) id: 4fcd5fb6be (このIDを非表示/違反報告)
とーふぶ - めちゃめちゃに面白くていっきに見ちゃいました！！最高です！ (9月8日 14時) (レス) @page4 id: b0fcd58480 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊綱 | 作成日時：2023年9月1日 2時
