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感傷のひととき ページ12

予算会議が終わりを告げ、学園は元の穏やかな空気が流れる

そんなある日、久々知は竹谷のいる医務室へとやって来ていた。


「八左ヱ門は大丈夫ですか?」

中を見た時、竹谷はまだ眠っており伊作が1人薬の調合をしていた


「うん。
ただ、少し頑張りすぎちゃったみたいでぐっすりだよ。あれからずっとこの状態さ

このまましばらくは休ませてあげた方がいい
だいぶ疲れてたみたいだから」

「…そう、ですか」



文次郎によって手刀を叩き込まれ、眠ったままの竹谷は未だ目覚めていなかった。

激戦とも言えた予算会議で、久々知はすぐ側で竹谷の猛攻を見ていた
 それ故に彼の心はずっと晴れないでいたのだ


「こんなボロボロになってまで、文次郎に立ち向かって行くなんて凄いじゃないか。竹谷」

「はい。凄い奴なんですよ…本当に」



揺らぐ事なく、ひたむきに、何年も


竹谷はAを慕い追いかけ続けてきた

隣へ立ち、時には右腕として努めてきた
それは、すぐ近くで見てきたからよくわかる



「八左ヱ門の気持ちも痛いほど分かるんです
俺も、一度は尊敬してた先輩を追いかけた時期があったので」

「久々知」

「けど俺は…途中でできなくなってしまったから 今でも変わらず想い続けられるこいつが羨ましい」

「もういいよ。久々知、それ以上は」

「……お見苦しいものを見せてすみませんッ

俺、戻ります」

「久々知ッ」


部屋を飛び出して出て行く久々知を見送る伊作。




「はぁ……下の子は下の子で、抱えてるものが厄介だね」



「君もそうは思わないか?

……A」

微かな違和感 伊作side→←文次郎vs○○



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設定タグ:忍たま乱太郎 , 六年生 , 男主   
作品ジャンル:アニメ
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伊綱(プロフ) - 紫さん» ありがとうございますありがとうございます!!めちゃくちゃ嬉しいです頑張りますっっ (2020年12月23日 12時) (レス) id: f89eb70165 (このIDを非表示/違反報告)
- この作品むっちゃ好きです。更新楽しみにしてます (2020年12月22日 3時) (レス) id: be99c0bfdf (このIDを非表示/違反報告)
伊綱(プロフ) - 葵さん» ありがとうございます!とても嬉しいですっっ (2020年10月28日 15時) (レス) id: f89eb70165 (このIDを非表示/違反報告)
- 面白かったです!更新楽しみにしてます! (2020年10月28日 14時) (レス) id: 1d63efc7c2 (このIDを非表示/違反報告)
伊綱(プロフ) - 猫築かなめさん» ありがとうございます!!なるべく更新できるよう頑張ります (2020年10月23日 11時) (レス) id: f89eb70165 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:伊綱 | 作成日時:2020年7月25日 13時

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