虹色刑事 2nd (ページ3)

今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:7,504 hit

Ⅲ ページ3

桐山Side

　
重「お会計お願いしまーす！」

小「いやぁ、食った食った」

神「のんちゃんよう食べてたねぇ」

小「熟成肉ほんま美味かったわ。濱ちゃん、ごちそうさま〜」

濱「確かに美味しかったけどなぁ。嫌な予感しかせえへんねん…」

　いやぁ、久しぶりにいっぱい食った。
　いつもはな、奢る人じゃんけんで決めるから値段気にするんやけど、今回は決まってるから遠慮なく食べれたわ笑

　暫くして伝票を見た濱ちゃんの顔がすべてを語っとったけどね。

　

藤「このあとどうする?」

　店の前のスペースに、男7人が集合した。異様な光景やろうな笑
　

中「こんだけ広ければどこ行くか迷うわな、」

桐「そうやなぁ」

神「俺さ、ちょっと楽器屋行きたいから行ってもええ?ここのすごい大きいんよ」

重「じゃあ俺神ちゃんについてく!」

中「おっけー。なら各々行きたい場所行きますか」

重「ふふ、神ちゃんとデートやぁ！」

神「気色悪いなぁ」

重「そう言って嬉しいくせに〜」

　じゃあ行ってくる!って熟成肉食べたときより嬉しそうなしげと、満更でもない神ちゃんを見送る。

桐「しげ、熟成肉より神ちゃんの方が嬉しそうやで」

濱「あんだけ払ったのに神ちゃんにはかなわへんかぁ〜」

中「まぁそうやな笑笑
　
で、他に行きたいとこある人いる?」

小「俺、濱ちゃんとスノボショップ行きたい！
　あと流星とも！」
藤「ちょっと俺のおまけ感なんとかしてくれん?」

濱「じゃー久しぶりに濱田軍団出動しますすすか！」
藤「そこで噛むなや!」

小「スノボはスポーツ系やから、別館まで腹ごなしついでに歩きますか隊長?」

濱「そうしよか！」

藤「無視すんなや…」

濱「ほな、行ってくるなー」

　そう振り返った濱ちゃん含め、俺らの高身長3人組が歩く後ろ姿は、そりゃ目立つこと。
　それに見入っとったら、残ったのは淳太くんと俺の二人。

桐「珍しく流星がツッコミやってたな今」

中「あの2人は相当手強いで笑」

桐「淳太くんの言葉、説得力あるわぁ笑」

　笑いながら壁に背をもたれる淳太くん。かっこええなぁ。

中「残ったの俺らやけど、どっか行くとこある?笑」

桐「この2人で行くところ思いつかへんわ笑」

　俺と淳太くんは付き合いが長いんやけど、改めて出かけるとなると、少し緊張してまう笑。
　
　2人の共通点なんかあるかな…

桐「あ、そうや!」
中「どした?」
　
桐「ペットショップ行くか！俺ら動物好きやし」