【ハイキュー・男主】耳が聞こえなくても

：） ページ28

二日目

エドワール サイド

合宿2日目になった

俺たちは今ネコマと対戦

13-19

勝っているのはネコマ

なかなか勝てないな〜

だってあのセッター、すごいから

じっくりと彼の手を観察する…

ゴツくなくて、しなやかな動きが素晴らしい。でも、すごく強そうな「セッター」の手

どこで鍛えるんだ

答え…(ゲーム)

そういえば、トビオも指の角度から動きからすごく綺麗だよな…

振り向くと、後ろのベンチに座っていたはずのトビオは真後ろに立っている

エ「ひぃえっ？！」

うわー

今空気すげー変な感じに喉から出たけど

影「セッター、俺と変われ」

エ「えっ？」

影「コーチの指示だ…」

怖そうな顔で言う

うん…ポジションとんないからw

影「いつでも変わってやるぜ」

笑顔で冗談ぽく言われると、

エ「いいや、セッターは今、俺が務めさせていただきます」






トビオはセッターとしての才能がある

彼のトスはスパイカーが"打ってみたい"と思えるトス、

「ドンピシャ」




俺はそんなことなんてできない

急なトスのコースチェンジはできても

飛ぶ最中のスパイカーに呼ばれても、答えれない

聞こえない。

でも、俺にはからくりがある

工夫をした頭脳戦が俺のスタイル



たった今、俺がゲームの頂点で、

人を操るのも俺。


「独裁者」




世界で一番好きな場所で。

コートで。

人の音で響く体育館で。

俺は指に伝わる音の波を無視し、ボールを届けるんだ



久しぶりな感覚…



道を切り開くんだ

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