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多分、ひどい顔なんだと思う。
私の顔を見るなり、末澤さんがすごく笑ってる。
そりゃそうに決まってる。
昨夜、久々に人に優しくされた私は、一晩中泣き明かしたんだから。
「そんなに笑わないでくださいよ。」
「ごめんて…。肉じゃが、うまかった？」
「それはもう、とてもとても美味しかったです。」
くはっと末澤さんは笑う。
「そっかーよかったな。ほな掃除しよか。」
なんだかあまりにも声が優しいので、変な勘違いをしそうになる。
末澤さんのこの顔でやさしくされたら、落ちるなって方が無理だと思う。
私はとっくに末澤さんのことが気になって仕方がないのだから。
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作者名：朱沼 | 作成日時：2024年2月18日 0時
