な組のお姫様！Story９

やってみなきゃ ページ36

Aside

寝る前。


ベランダに出て星空を眺める。


デート、か。


確かに、今までのデートはドキドキはしてたけど意識はそんなにしてなかったかも。



『相手のことをいつも以上に見てみる…』



私は…ちゃんと、選べるのかな。


自分で選んで、付き合えるのかな。



『ははっ……なんだか私らしくないな』



…考えてたってしょうがないよね。


やってみなきゃ。


『初めてのことなんだから、上手くいかなくて当然！どんな結果になっても楽しまなくっちゃ』


パチンっとほっぺを叩く。


よし、寝よう！←




＿＿＿翌日＿＿＿


まず、予定立てなくっちゃね。


１日おきだと私が考えられなくなっちゃうから、1週間ずつとかの方がいいのかな。


いやでも6週間おきにデートすんのか…



…3日おきにしよ。←


3日が無難な気がする。


…知らんけど()



デートする順番はどうやって決めよう？


…今日会った順番でいっか()



…なんか緊張してきたぁ……


まずは、誘うところからだよね。


よし！


A、行きまーす！←



とりあえずリビングに行けば誰かしらいると思うからリビングに行きましょう。


タタっと階段を降りてると、下の廊下にピンク頭を見つけた。


さとにぃだ！


よし。


後ろからそそーっと近づいて、背伸びして両手でさとにぃの両目を隠す。


さとにぃ身長高いから背伸びきつい……！！


手をプルプルさせてると、さとにぃは笑った。


さ「A、キツかったら手ぇ離していいよ？wめっちゃ手ぇ震えてるw」


『え！私だってわかってたのか…』


さ「後ろにいることも分かってた」


さとにぃ恐るべし…


って、違う違う。


デートに誘わなきゃ。


『ねぇさとにぃ。来週の週末って…空いてたりする？』


さ「確か…空いてた気がする。どっか行くの？」


『で、デート…したいなって』


なんか改めて言うと恥ずかしくなるな…


私が顔を上げると、さとにぃは片手で口を隠して目を見開いていた。



さ「何それ……可愛すぎんだろ…」



と呟いて、私の頭に手を乗せて笑った。


さ「じゃ、来週の週末な」


『うん！』


1番最初にデートするのはさとにぃに決定！


☆もうさ、歌集作ろぜ((
私販売開始と同時に1万枚買うから(((

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