な組のお姫様！Story９

★鼻歌 ページ27

とりあえずテスト勉強より、テスト終わる日までのストック貯めようと決意した(白目)

Aside

ほえー。


暇だなぁ。


仕事のない日は特に暇。


家にはおやすみ中のなーにぃとるぅちゃんしか居ないし。


なーにぃは仕事のし過ぎで寝不足のため寝てる。


るぅちゃんは…何してるのか分からないけど、朝からずっと部屋にこもって何かしてるみたい。


『…部屋で静かに漫画でも読むかぁ』


2人の邪魔をしないために静かに過ごそう…


と思って階段を上がると。



「〜♪〜♪」



なんかの歌声が聞こえた。


『…るぅちゃんの声？』


歌ってるのかな。


まぁ、なーにぃの部屋からは全然離れてるから歌えるっちゃ歌える。



…なんの歌を歌ってるんだろ……


そーーーーーっとドアに耳をつけ、音を聞く。



あ、ギター弾いてる！


やっぱり上手いなぁ。


る「〜♪〜♪」


あ、また歌い出した！


って、この曲知ってるかも。



『〜♪〜♪』


思わず鼻歌しちゃって慌てて口を手で押える。


…まぁ、ギター弾いてるから気づかないよね？


耳を澄ますと、るぅちゃんのギターの音は止まらずに綺麗な音を奏でている。



よし、静かに聴いて静かに去ろう。←


またドアに耳をつけて聴いてると、今日はその曲を練習してるみたいで。


るぅちゃんの爽やかな歌声とギターの音色が合っていて、聴いてて心地いい。


子守唄みたい。



しばらくドアの前に座って聴いてると、突然音が止まった。


練習終わりかな？


じゃあ、そろそろ自分の部屋に行きますk



ガチャ



る「ふふ、バレてないとでも思った？」


立ち上がろうとした時、急にドアが開いて笑顔のるぅちゃんが出てきた。


『あっ、バレてました？』


る「A、鼻歌したでしょ」


『聞こえてたかw』


る「うんwそれとね、気づいてなかったのかもしれないけど、所々で歌ってたよ」


『え！まじかぁw』



『ね、るぅちゃんの歌、直接聴きたいな』


る「お、聴いてく？じゃあ、僕の部屋にどーぞ」


るぅちゃんの部屋に入ると、まずパソコンが見えた。


あと、ヘッドホンとマイク。


『わー！なんかすごいね』


る「ふふ、でしょ？…ねぇ、良かったらさ、僕がギターを弾くから一緒に歌ってくれない？」


『え！いいの！？』


普通に嬉しい。


る「もちろん！」


と言ってギターをジャーンと鳴らした。


☆

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