な組のお姫様！Story９

★ふわふわ ページ16

Aside

『……』


ご飯中。


私が黙々とご飯を食べてると、なんか視線を感じた。


な「…A、ちょっと失礼するね」


そう言っておでこをくっつけてきたなーにぃ。



…なんか、頭がふわふわする……



な「…んー………ちょっと様子見よう」


そう言ってなーにぃは自分の席に戻った。


ジ「…せやな」


ん…どうしたんだろ…



『ごちそーさまでした…』


食器を片付けようとしたら、なーにぃに止められた。


な「A、片付けはいいからもう寝な？」


『え？なんで…？』


ジ「多分、熱あるで」


熱………


『確かに……頭ガンガンするかも…』


さ「…俺が運んでくわ」


こ「変なことすんなよー」


さ「しねぇわw」


な「じゃ、頼んだよ」


さ「了解」




さとにぃにお姫様抱っこをされて、ゆっくり階段を上ってく。


『んん………ごめんね…』


さ「なんで謝るの。熱なんて誰でも出すんだから謝ることじゃねーよ」


『へへ……ありがと…』



フワッと優しくベッドに下ろされる。


さ「ゆっくり休めよ。多分、日頃の疲れがドッときたんだろうな。
じゃ、なんかあったら呼べよ」


『あ……待って…ちょっとだけ…ここにいて……？』


さ「…なに、甘えたさん？」


そう言ってベッドに座り、頭を撫でてくれた。


『なんか………一緒に…いて欲しくなっちゃった…』


へへ、と笑うと、さとにぃは口元を抑えて言った。


さ「ばか、そんな顔したら我慢できなくなるだろ」



そして私に近づき、首元を噛んだ。



『ひゃあっ』


さ「その声も…顔も、全部好き」


そう言って色んなところに噛んでは吸って、噛んでは吸って、を繰り返してた。


私には頭がふわふわしてたから何をしてるのかが分からないけど…


『さとにぃ……くすぐったいよぉ……』


あ……急に眠気が………


さ「あ、寝ちゃう？じゃあ、あと3つだけ」


そう言ってまた吸ってる。


その途中で私は、日頃の疲れが溜まってたのかすぐに寝てしまった。



＿＿＿翌日＿＿＿


『おはようっ！もう治ったよ！！』


な「おはよう。元気そうでなにより」


『昨日はお世話になりました！』


一礼して洗面所に顔を洗いに行くと……



『え！？なんで！？』


首にキスマが。


扉を閉めて、上の服だけ脱いでみると…


首、鎖骨、腕……


全部で13もあった。


こんなにつける人は1人しか居ない。



『さとにぃー！！！！』



さ「あ、バレた？」←


☆www

★捻挫→←おめでとう！

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