な組のお姫様！Story６

かまくら ページ38

ころんside

『ふぅーっ。やっと私の膝ぐらい！』


そう言ってドヤってくる。


Aはさっきからずっと雪玉を転がしてる。


すんごい綺麗な丸を保ちながら。


こ「顔も作るのー？」


『もっちろん！』


莉「俺オ○フ作ろうかな。3段って可愛くない？」


る「すごい難しそうだけどw」


じゃあ僕も作ろうかなー。




かまくら。←



そういえば作ってないじゃん！


と心の中で思う。


よし、作ろう。


みんなが入れるぐらいの作れるかな？


8人用……







こ「…頑張ろ」



雪が山になってるとこがあったから、そこを固めて掘ることにした。


こ「うわー、めっちゃ重労働」


これも訓練だと思ってやるかー。


チラッとAの方を見ると、さっきの雪玉を叩いて壊してた。


丁度腕を振り上げて真っ二つに割ったとこ見ちゃったよ。


それだけでも怖いんだけどさ、Aが真顔なのがもっと怖かったわw


……






こ「これ終わるかなぁ」












こ「固められた…！！」


これなら8人入るよ！多分！！


中もバッチリ！！


僕やっぱ天才だと思う。


『ころにぃ…わぁーっ！！かまくらだぁ！』


目をキラキラさせてやってきた。


『すごいね！！ころにぃが作ったの？』


こ「そ。すごいでしょ？」


る「ころちゃんにしてはすごいね」


こ「なんだ僕にしてはって」


莉「ね、入っていい？」


こ「壊さないでよー？」


莉犬くんの次にAも入る。


『えこれ広くない？すっごいねw』


こ「8人全員が入れるようにさ」



ジ「おぉー。これころんが作ったんか？」


こ「うお、ジェルくん。そうだよ！」


急に出てこないでよって毎回思う。


ホント心臓に悪いw


ジ「俺も入っていい？」


こ「どーぞ」


莉「ジェルくんが入ったら壊れそう」←


『身長的にね』


る「壊したら僕達埋まるじゃん」


ジ「みんな酷ない？」



ひー冷てーっと言って座った。


やっぱ狭いかな？


縦がね。


横はもうどうしようもないから。


僕の腰と腕がもうやばいw


ジ「おぉーっ。なんかええなぁ」



さ「何してんだって思ったら……かまくら？」


り「でっけー……」


な「これころちゃんが作ったの？」


残りのみんなもやって来た。


こ「ふっふっふー！すごいべ」


さ「これはすごいなw入っていい？」


こ「どーぞ！」


な「お邪魔しまーす！」


り「これ入るのか…？」


☆

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