な組のお姫様！

練習2 ページ7

Aside

わっ、少し考え事してたら頬切られてた。


こ「練習中にボーッとすんな。仕事だったら死んでたかもよ？」


ころにぃは練習の時や仕事の時、口調が少し変わる。


『ごめん、気をつける』


と言いながらころにぃの頬を切る






はずだった。


動いた瞬間、ころにぃに素早く私のナイフを持ってる方の腕を抑えられた。


こ「ほほー…やるじゃん。でも………甘いね」


そう言ってころにぃが消えた。


っ、不意をつかれる。


油断するな。


気配を探れ。







『………！！上っ！！！』


思いっきり足を振り上げ、回し蹴り。


こ「おっ、よく気づいたね」


やった！足がころにぃに少し当たった！


無防備で心の中で喜んでると、急に右の頬が冷たくなる。


『え………？』


横を見ると、少し笑いながらナイフを私の頬に当ててるころにぃがいた。


………笑顔怖………………


こ「よそ見禁止って言ったろー？……A、今日集中できてないよ。なんかあったなら言ってね？」

そう言ってナイフをしまい、私の頭にポンッと大きな手を乗せて優しく笑うころにぃ。


キュン……………


とはしないんだよ←


『うん！ありがと！お菓子の事考えてたw明日は集中してやるから、また明日一緒にやろ？』


こ「ん、わかった。明日はナイフ無しでやろーね」


『わかったです！』


莉「お疲れ〜！！あ！A怪我してる！！」


る「保健室！！行ってきてください！」


『え……………………(・・)』


こ「んじゃ僕も行くわー」


さ「俺もー」


な「じゃあまた後でね〜」


ジ「Aに手ぇ出すなよ〜」


莉「そーだそーだー」


さ・こ「出さねぇよ！！」


な「じゃあ俺もついてくよ。なんかしようとしてたらぶん殴るから大丈夫。」←


る「授業に遅れないようにしてくださいね〜」


こ「おっし、しゅっぱーつ！！」


さ・な「おー！！」


『……………………』




〜廊下〜

莉犬side

莉「うーん…A大丈夫かなぁ………」


る「心配しすぎですよ、莉犬。」


ジ「あれ、確かAって消毒めっちゃ嫌いやなかった？」


莉・る「あ………」


Aって消毒の時ガチになるもんねw


ん〜…………やっぱり心配……。


俺も行けばよかったな………





あれ？なんでこんなに心配してるんだろ。


手、出されてないかなとか、



俺も行けばよかったなんて………






仲間だから………だよね………？

保健室→←練習

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す