な組のお姫様！

朝食 ページ26

Aside

よし、みんな起こすかぁ！


『莉犬〜朝ご飯出来たよ〜？起きて〜』


莉「んぅ………うぇ？あ、A〜おはよぉ」


莉犬は寝起きはちょーふわふわしてる。


でも直ぐに

莉「………起きよ。」

ってキリッとする。


『るぅとくーん！起きて〜朝だよ〜』


る「ん………あ、おはよ、A」


るぅと君は普通に起きる。


よし、あと1人………


『ころにぃ〜起きて〜朝だよ〜！』ﾕｻﾕｻ


こ「zzz…」


『……ころにぃ、なーにぃ怒ってる』ｺｿｯ


こ「寝てないよ起きてるよ大丈夫……」←


なーにぃ最強説。


『今日はフレンチトーストだよっ！』


こ「え、まじ？やった！」


莉「わぁぁぁい！」


る「ちょっと莉犬ところちゃん！タオルそのままにしないでください！」


こっちは騒がしい……


さ「やっぱりAの料理は美味いな」


ジ「朝からやる気出るよなぁ」


な「これがなきゃ1日頑張れないよね」


平和………！！


私も食べよ〜


『いただきまーす』ﾊﾟｸｯ


ぐっ……よかった……こんな焦げててあんま美味しくないやつにぃに達に出さなくて……


早く食べて準備しよーっと


こ「あれ？Aの焦げてる？」


莉「あ！ホントだ」


る「一つだけ焦がしちゃったんですか」


さ「俺たちに出して良かったのに」


『いやいやいや出せないよ！』


ジ「じゃあ貰うわー」


『あっ！ダメだよ！美味しくないもん！』


な「美味しくないんだったら尚更だよ」


『にぃに達には美味しいの食べて欲しいもん』


ジ「……じゃあ、今日だけな？今日だけ俺が焦げたの食べるから、Aは俺の食べてな」


…仕返しとか考えてた私が馬鹿だった。


怖い時は助けてくれて、守ってくれて、帰りは1人で帰らせてくれない過保護なにぃに達がそんな事するはずないもん。


ジ「その代わり今日放課後俺に付き合ってな？」ﾆﾔ


前言撤回。


まぁいっか。それぐらい。


『わかった。いいよ！ありがとね』


ほんわかした朝でした。




す「『ご馳走様でした』」


莉犬が洗い物してる間に私達は布団を畳み、ジェルにぃは洗濯機に洗濯物を突っ込んでる。


こ「フレンチトースト美味かったぁ…」


る「そうですねぇ……じゃなくて！畳んでください！」


莉「うわっ！服に泡ついちゃったぁ…(泣)」


ジ「誰やー？靴下ひっくり返しにした奴」


さ「んー髪が決まんない……」


な「いてっ！……あれ？何も無いとこで転んじゃった！？」


…朝からみんな元気です☆

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