邯鄲の夢 - パスワード認証

***

＿＿＿＿小さい頃から、変なもの達を見ていた。

それはひとではなく、かといって猫でもなく、犬でも狸でも狐でもない、時には大きく恐ろしい、この世に永く留まるもの。

そして、わたしには家族のような。

あかく濡れた父と母がわたしを抱く腕のなかで、【それら】はわたしを見ていた。哀しそうに哭きながら、ほろほろと涙を流しながら、慈しむように手を伸ばしてくれていた。愛していた、と。ごめんね、と。口々に呟きながら、その手は徐々に消えていった。

父母と同じように愛していた【それら】は、ひとつずつ、贈り物を呉れたのだ＿＿＿＿＿

***

こんにちはこんばんは、writerです。夏目友人帳が今アツイですね！！映画化楽しみ………！！！という事で創作意欲が沸きだしました。

いつもながらの転生トリップものです。悪しからず。苦手な方はそっとブラウザバックをお勧めします。＿＿＿＿＿それでは。