＿＿＿ぱかり、と炊飯器を開ける。
つやつやの白い米を茶碗に盛りつけて、
ほかほかと湯気をあげる味噌汁の中で踊るのはワカメとお豆腐。あごを使った出汁を利かせたそれはぐうぐうと鳴る腹と鼻腔とを凶悪なまでに擽っていた。
ことことと揺れる鍋を止めてほうれん草を絞り、鰹節をかけて醤油を垂らす。青々と綺麗なそれは作りたてであたたかい。
箸を揃えて、麦茶の入ったポットを側に置いて。そっと手を合わせて、
『いただきま____ｯ!!??』
ぷつん、と糸が切れた音がした。
目の前が真っ暗になった。嘘だろ未だ何にも口つけてないよ気を失うなわたしがんばれ………！！！無理矢理に伸ばした箸先がからんと無情にも零れ落ちたのを最後に、記憶は途切れた。
取り敢えず＿＿＿＿＿返せわたしのごはん！！！
*******
こんにちは、性懲りもなく新しいの作りましたWriterです。いつもの逆行トリップものです。食べるの大好きな大学生が【HUNTER×HUNTER】の世界にトリップする話。多分ギャグです。宜しくお願いします。
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作者名：Writer | 作者ホームページ：http:/
作成日時：2017年12月9日 0時
