【HQ】天才中学生。バレーに恋をする2

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神木side






次の日の決定戦





重い足どりで体育館に着いた。








試合開始まで、あと30分。












もう、2階の応援席の所にいくか、








そう足を進めると








神木「あ」





牛島「…！」









目の前には、白鳥沢の大エース




牛島さんがいた。











牛島「今日も来てたのか」



神木「は、はい。せっかくなので」









それから少しの間が空く。







な、なにか


話さなきゃ










神木「…



牛島さんって、プロ目指してるんでしたっけ 」












牛島「…あぁ？そうだな」







首をかしげられた。

この人にとって、プロを目指すのは

当たり前なんだろうな。






神木「な、なんでなのかなぁって


えっと、あ、失礼な意味とかではなくて




少し気に、なって…」










おずおずと話す俺に


牛島さんは答えてくれた
　







牛島「父がバレー選手だった。


その父が日本のエースの話をしてくれて


それになりたいと思ったからだ」













牛島さんは、本当に真っ直ぐな人だ








こういう人って、本当


かっこいい。












神木「あ、ありがとうございます。

試合…、、」






「試合頑張ってください。」

その言葉を言うのを、ためらった







よく「頑張ってる人に頑張って！って言うのは

失礼だ」と聞く。





でも、「頑張れ」ってそんな嫌な言葉かな。

挨拶みたいなものじゃん。






そう俺は思っていた。








でも、牛島さんに「がんばれ」と

言うことはしたくないと思った









だって、




真っ直ぐで、かっこよくて、



こんなに前を見ている人に







俺なんかが何を言えばいいんだ。









神木「…、試合、


応援してますね」











牛島「…神木は、烏野の応援

をするものだと思っていた」







神木「どっちも応援してますよっ


どっちにもお世話になりましたし 」













俺は、そこで牛島さんと別れ


2階の応援席に座った

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