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赤司side
少しずつAの顔の雲行きが怪しくなっている、
赤「Aどうした、？」
貴「あ、いや…えっと、」
Aは自分の腕を手のひらでギュッと
握りながらうつむいていた
俺がジッと見ていると、小さな声で言った
貴「皆が信頼してる、桃井さんのこと、おれ、
女性だからって理由で避けてて、
なんか、えっと、
ひ、酷いやつだなって、思えてきて、」
紫「でも、苦手なもんはしょうがないよ、
俺も苦手な食べ物とかあるし」
緑「そういうことでは、ないのだよ」
確かに、今まで桃井も呼んでた集まりも
Aがいると、呼べなくなってしまうし、
今回のジャージのことなど、これから選手経由
でなければならないとなると、少し空気が悪いな
教室にはもう、俺たちしかいないし
ここは、少し厳しく、言ってみるか
赤「どうしても女性は無理なのか？」
貴「え、あ…」
赤「どこまでが無理なんだ？」
貴「…ごめ、…ご、めんなさ、ぃ、」
下を向くAが、泣いているのがすぐ
分かる声だった
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作者名：なまえちゃん | 作成日時：2021年6月9日 0時
