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ナナ
ナナはどうしてわたしが泣きそうな時に居るの
どうしてわたしが寂しい時に来てくれるの？
どうしてわたしが困っている時に現れるの？
『Aちゃん。大丈夫？』
『ドンヒョクに任せたくせに心配になって来ちゃった』
ナナがどんどん私に近づいてくる
「ううん。悲しかったけど、寂しかったけどね…」
ナナは私の頬を撫でた。ナナの手が触れた瞬間微笑んだ
「ナナが居た」
「悲しい時も辛い時も一人で寂しい時もずっとナナが居た」
「ナナが居たから大丈夫」
今、ナナが目の前に居るだけで安心して心からの笑みがこぼれた
『ナナもAちゃんが居てくれたから今も居るんだよ』とわたしに微笑んだ
ナナの後ろには陽がさしていて、あたたかな陽気と共にキラキラと光って見えた
ナナが居た
FIN
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作者名：えむ
| 作成日時：2023年3月25日 14時
