Ｍ 16 ページ18
霧野side
昨日、俺のクラスに転校生が来た。
一言で言えば、容姿端麗。
腰のあたりまである長い薄紫色の髪に、抜群のプロポーション。
澄みきった緑色の瞳に、薄桃色の唇、透き通るような白い肌。
クラスのほとんどの奴らが見惚れる程の美人だった。
「秀禅紫です、よろしくお願いします」
綺麗なよく通る声に、そっと慎ましい笑顔。
チラッ、と教室全体を見ると、思った通り大体の奴らが頬を染めていた。
神童でさえ。
だが俺は、何の興味も湧かずボー、っと外を眺めていた。
こういうとき、ホントに窓際の席で良かったと思う。
それが担任の目に止まったのだろうか。
秀禅紫の席は俺の隣になった挙句、学校案内、その他諸々を命じられた。
はっきり言って、メンドクサイ。
A相手なら、喜んでやってたのに…←
だがそんなこと言える筈もなく、大人しく従うことにした。
話してみると秀禅はなかなかいい子で、その辺の野郎共に学校案内
するよりはマシかな、と思えるようになった←
俺が各教室を説明すると、秀禅は熱心に聞いてくれるので、
そこそこやりやすかったと思う。
が、そこからだ。
後悔したのは。
秀禅に、学校案内がてら一緒に帰らないかと誘われたのだ。
だが、その後は部活もあったし、Aとアイスを奢るという
約束もしていたので、丁重にお断りした。
しかし。
紫「そうですか…。
それでは、よろしければ明日、ご一緒に登校させていただけませんか？」
やばい。これはめんどくさいパターンだぞ。
断れ。断るんだ。
だが、俺にそんな勇気ある筈もない。
霧野「いいぞ。じゃあ明日、雷門駅前集合な」
紫「ありがとうございます…！では、また明日。
今日はありがとうございました、霧野くん」
……やらかした←
秀禅が見えなくなってから、一人呟く。
霧野「…Aと帰りたい、な」
まあ、恥ずかしいこと言ってるって自覚あるけどな。
――――――――――――――――――――――――
付け足し設定です
秀禅 紫 ｼｭｳｾﾞﾝ ﾕｶﾘ
・薄紫色の腰辺りまであるロングヘア
・緑色の透き通った目
・頭脳明晰、運動は出来るけど体育サボりますね。
こんなモンです。
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那珀(プロフ) - みゆうさん» ありがとうございます！そう言って頂けると嬉しいです笑他の作品の方もよろしくお願い致しますm(_ _)m (2015年4月6日 17時) (
レス) id: 8ee2af6c25 (このIDを非表示/違反報告)
みゆう - 萌えますね♪ (2015年4月6日 17時) (レス) id: e7447f90c4 (このIDを非表示/違反報告)
那珀(プロフ) - ルルさん» ありがとうございます！そのSっ気を生かして、どんどんドMちゃんをいじってあげて下さい(笑) (2015年3月28日 8時) (レス) id: 77f18f630c (このIDを非表示/違反報告)
ルル - 私は、実は、sでだからm視点から見れて良かったです (2015年3月27日 9時) (レス) id: 5f0995e39e (このIDを非表示/違反報告)
那珀(プロフ) - 涼風さん» おおおおお…、読んでくれたのか!!お姉さまっ(((面白かったかー良かった!!涼風ちゃんが面白かったなら安心だw私も文才欲しいよおおおお← (2014年11月1日 15時) (レス) id: 77f18f630c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：El | 作成日時：2014年3月22日 11時
