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小学校への入学を前に、両親が建てたこの家へ引っ越してきた。
幼稚園のお友だちと離れてしまい、落ち込んでいた私と仲良くしてくれたのは、同じ歳のお隣に住んでいた蒼弥だった。
一人っ子の私を、妹ができたと喜んでくれた蒼弥のお姉ちゃん。生まれて初めて抱っこした赤ちゃんは、蒼弥の弟だった。
パパとママ同士も仲良くなって、一緒に旅行に行ったり、お互いの両親が仕事で遅くなるときは、どちらかの家でみんなで留守番したり。
私にとって蒼弥は家族みたいなものだった。
お互い自分の部屋をもらうことになった時。
蒼弥と私で合い向かいの部屋がいいと、お互い両親にワガママを言って、困らせたり。
お年玉を貯めて、二人で原宿に洋服を買いに行ってクレープを半分こして食べ歩きしたり。
あの日
蒼弥と蒼弥のパパがローラースケートをしに行ってジャニーズ事務所に入るまでは。
「A、俺アイドルになるみたいだよ?」
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作者名:大宮さくら | 作成日時:2020年4月21日 22時