オーディションの時のお話�� ページ24
私が社長にスカウトされたのはすでにTHE FIRSTが始まって、しばらくした頃だった。恐らくちょうど三次審査が始まったあたり。
どんな感じで〜みたいなのは正直トントン拍子すぎて覚えていないとこもあるので割愛させてもらうことにします。
もともと合宿に行くメンバーにはある程度伝えてあったようで、BBQの時点である程度の壁は無くなっていた。
クリエイティブ審査。
ショウタ「リン歌上手くね？」
『そーですかね』
タイキ「マジで上手い」
ルイ「もっと自信もっていいと思うよ」
『ありがとう』
壁が無くなったというのは盛ったかもしれない。壁をなくしたのはみんなだけで、私は依然として残し続けていた。
ショウタ「リンはどうしてこのオーディション参加しようと思ったの？」
みんなで集まって意志を固めたあの日。ショウタくんにそう問われた。
『私は……居場所になりたかったからですかね』
シュント「居場所？」
『正直まだ3年も歌は習ってないですし、ダンスだって未経験です。正直1人前には程遠いというか……なんなら半人前ですらないような』
レイコ「うん」
『だから、この先死ぬ気で頑張るつもりだし、今も頑張ってるつもりです。それでも力が及ばないことって沢山あると思います』
全員の視線が自分に向いているのがよくわかった。初めて自分の言葉で自分の気持ちを話すことに恐怖を感じた。
『私は誰かの背中を押すようなチカラは持っていません。誰かのことを引っ張って進ませてあげられるようなチカラもありません。隣に立って足並み揃えて歩くことさえままならないかもしれない。それでも、誰かの休める場所、帰って思いっきり泣いてもいいような場所を作っていたいんです』
ショウタ「リンーーー」
その時はきづかなかったけれど、私の目からは涙が溢れていたみたいで、優しく抱きしめてくれたショウタくんは冗談抜きでママだ。
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凛(プロフ) - がじゅまるさん» 嬉しいです！ありがとうございます！終わればしっかり更新続けて行く予定なので今後とも読んでいただけると嬉しいです！ (2023年3月2日 17時) (
レス) @page14 id: 66eac4edca (このIDを非表示/違反報告)
がじゅまる(プロフ) - とっても面白くて大好きです！入試頑張ってください！応援してます！ (2023年3月2日 17時) (レス) @page14 id: a1c515460f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛 | 作成日時：2023年2月25日 22時
