FairyTail

ハイヒール ページ17

「凛はさ、絶対ハイヒール似合うよ」



『履いたことないんですよね〜』



「履いてみない？」




そんなスタッフさんとの会話がきっかけで、次にビーファで出させてもらう雑誌ではハイヒールに挑戦することになったのだった。








そして来たる挑戦の日。




『なんだか想像より高いかも…』



スタッフ「試すだけね。流石にきついだろうからそれより低いのもあるから」



『ですよね笑』



スタッフ「みんなが来る前に履いてみちゃお」



『了解です』




今回みんなには私がハイヒールを履くなんてことは言っていない。そして、７人が来る前にどの高さがいいか決めてしまわなければいけない。




スタッフ「まずこの10センチのやつ履いてみて」



『はーい』



スタッフ「立てる？」





人生初がこんなに高いのじゃない方がいいと言われ止められたのだが、どうせこんな機会でないともう履くことがないからと今回押し切って履かせてもらっているのだが、ハイヒールって可愛い。





『よいしょっ』



スタッフ「おぉー！スタイル良っ！大丈夫？脚しんどくない？」



『結構平気かもしれないです。これ今10センチ高いってことは身長リョウキくんぐらいありますよね』



スタッフ「そーだね笑」



『やばぁ。ちょっと歩いてみていいですか？』




今回のコンセプトがふんわりとしたものなので珍しくふわっとしたガーリーなワンピースなのだが、そこに淡い水色のハイヒールがまぁ映える。




『あ、やばい景色違う笑。これ歩けますね』



スタッフ「まじでスタイルいいなぁ…笑ちょっと７センチも履いてみよっか」



『はーい』



今度はサーモンピンクのハイヒール。



『わっ低い』



スタッフ「高いのよ笑」



『やっぱりさっきより歩きやすいですね』



スタッフ「どうする？こっちにしとく？」



『ん〜。自分は全然どちらでも平気なんですけど、服的にはどっちのほうが映えますかね』



スタッフ「あ〜。なら水色の方かな。室内の撮影ならピンクのでも良かったんだけど、屋上だし」



『確かに……じゃあ10の方にします』



スタッフ「無理しないでね」



『はい。ありがとうございます』







それから無理のない歩き方や座る時のコツなどを教えてもらっていたらメンバーがやってきた。

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