卒業 ページ14
中学の卒業式。友達にも恵まれていた私はまぁいい感じに卒業式を終えた。
「みてるからね!応援してる!」
『ありがとう。そっちも勉強頑張って』
「うん」
特に仲の良かった友達と少し話した後、気を使ってくれた先生が正門と別の門から出させてくれた。
「凛!」
『ソウタくん!』
門を出てすぐ、ソウタくんのお迎えが来てくれていた。車の側に立つだけで様になるのは流石としか言いようがない。
ソウタ「おめでとう」
『ありがとうございます』
ソウタ「もう一人スペシャルゲストいるから」
『そーなんですか?嬉しいです』
活き活きと自分の車に催促したソウタくん。助手席に乗せてくれた。
「凛。卒業おめでとう」
聞き馴染みのある頼れるメンバーの声。
『リョウキくん!ありがとうございます』
『これはスペシャルですね笑』
後部座席にはいつものようにおしゃれな服を着たリョウキくんが座っていた。
リョウキ「思ってないだろ笑」
『いやいや〜笑でもほんとに嬉しいですよ』
リョウキ「それは良かった」
私が他の子と別行動だと話したとき、ソウタくんが学校終わりに迎えに行くと言ってくれていたのだがまさかリョウキくんまで来てくれるとは……
ソウタ「どうする?飯でも行く」
『行きたいです!』
リョウキ「いい返事だな〜笑どこ行く?」
『ん?お肉』
リョウキ「まぁそうだと思った」
『笑二人はそれでいいんですか?』
ソウタ「そりゃあ」
リョウキ「今日の主役は凛だから」
『ほんとにありがとうございます』
ソウタ「いえいえ」
そこからは学校の話をした。修学旅行だとかクラス発表だとかそんな中学生らしい思い出話。
二人は楽しそうに自分の思い出話もしながら話しを聞いてくれて、あっという間に目的地に到着した。
そこはよくメンバーが奢ってくれるお店。最年少だからなんて言葉に甘えて沢山食べさせてもらうけど、いつか奢る立場になりたいところ。
ソウタ「とりあえずいつも通り頼むな」
『はーい』
ソウタ「たくさん食えよ〜」
『頑張ります!』
リョウキ「頑張るとこじゃないから笑」
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凛(プロフ) - がじゅまるさん» 嬉しいです!ありがとうございます!終わればしっかり更新続けて行く予定なので今後とも読んでいただけると嬉しいです! (2023年3月2日 17時) (レス) @page14 id: 66eac4edca (このIDを非表示/違反報告)
がじゅまる(プロフ) - とっても面白くて大好きです!入試頑張ってください!応援してます! (2023年3月2日 17時) (レス) @page14 id: a1c515460f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凛 | 作成日時:2023年2月25日 22時