青い季節 (ページ22)

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「私は、家を追い出された。
実の母親にも、義理の母親にも、実の父親にも
皆に捨てられた。
どんなに、伝えても無理だった
でも、後悔はしてないよ
傷付いてないよ。
だって、皆と出会えたもん
悠一と出会えたもん。」

健人は、柵を飛び越えて私たちのところへ来てくれた。

勝利たちが、健人と話してるのを見て
私はビルの屋上を後にした

出過ぎた真似をしちゃったな。

はぁ。本当に私ってバカ。

バカバカバカ

悠一「バカじゃねぇの。」

悠一の声が聞こえた

後ろにいるであろう悠一を
睨んでやろうと思って後ろを振り向いた

けど

悠一「なんか、感動した。」

なんて言って抱き締めてくれたから

許してあげた。

悠一「俺も、父親に言ってみようと思った。」

悠一「マリもだって。
日本を離れる話もう1度親と話し合うらしいよ」

「え？マリって日本離れるの、、、！？」

悠一「話し合うって。」

「そっか、、、。」

悠一「帰ろう。」

悠一の後ろをついて行った。

夕日に照らされた

悠一の姿は眩しくて
目を細めてしまうほどでした。