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「辛かったね。頑張ったね。
寂しいよね。」
健人「、、、、。」
私は健人の目を見た。
そして、、、。
「なんて言うとでも思ったか！
バッカじゃねぇの！？」
ここに居る皆がびっくりしただろう。
「健人は何したの？」
健人「引き止めたよ！！
でも、、、。
ダメだった。
1歩踏み出そうって。
でも。」
「でもダメだった？
引き止めただけじゃん。
他は何もしてないじゃん
自分の気持ち伝えた？
1歩踏み出そうって、何回思った？
明日こそは明日こそは！！！
そうやって先延ばし
明日こそは1歩踏み出そうって！！
明日こそは伝えるぞ！
でも、結局さ
その“明日”っていつ来るの？
ただ、伝えるのが怖いだけでしょ？
傷付くのが怖いだけでしょ？
だから一番無難な方法
引き止める
そうしたら、親が出ていっても
“自分は引き止めた”
そう言えるもんね
保険でしょある意味。」
健人「Aに何が分かるんだよ！！」
「分かるよ！
私も捨てられた
しかも2回も。
だから今、悠一の家に居るんだよ。」
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作者名：あゆみん | 作成日時：2017年2月6日 19時
