青い季節 (ページ16)

今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:2,608 hit

16 ページ16

ある日、教室に入ると一斉に私の方を見た

なんだろう。
なんて呑気に考えてた。

女『ねぇ。空き教室に来て。』

昼休みにね。
そう付け加えられて

私は呼び出された。

クラスの中心人物

坂本瑠璃子

彼女だけは、気をつけろ

そう友達に言われたことあったっけ

美月「あの子だけは気を付けてね。」

美月だけは友達だった。

友達だと思ってた。

――――昼休み

ガラッ

瑠璃子『遅かったわね。』

坂本さんの他に
後３人いた。

坂本瑠璃子
佐山愛
橋山みゆき
中山冬美

愛『私達知ってるんだからね。
宮地さんが晴太くんと、身体の関係だってこと。』

みゆき『義理の兄妹なのにね』

冬美『汚い』

瑠璃子『教えてくれたのよ』

誰に

愛『そうだよねぇ。美月』

美月、、、、？！

何で

私の頭の中は、真っ白になった。

「なんで、、？
裏切ったの？」

美月『裏切った？
うーん。まぁそうなるね。
でもね、A。
これが世の中なのよ。
現実なの』

これが世の中？
現実？

裏切られることがか？

私の中で何かが切れた。

晴太「A！！」

晴太の声が聞こえたと同時に

ドンッ

瑠璃子『痛っ。何すんのよ。』

私は坂本さんを突き飛ばした

「これが世の中なのかよ！！」

晴太に止められてもダメだった。

もう自分を止めることは
出来なかったんだ。

やめてっ

ただその悲痛な叫び声が聞こえるだけ

我に返ると目の前には

床に倒れてる５人がいた。

そして、目の前には晴太

「、、、、。」

フラッ

そこで私の意識は途切れた

“ごめんな。”

その声とともに私は目覚めた

「ここはっ？」

晴太「お前の部屋だよ」

「運んでくれたの？」

晴太「タクシーだけどな」

「引いたよね」

晴太は、引いただろう
私のあの姿を見て

引く人は居ないと思う