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ガラッ
「A〜!」
「悠一!お疲れ様!」
「あれ?お取り込み中だった?」
綺麗な眉毛を八の字にして
僕と宮地さんを交互に見た。
『大丈夫!』
「てか、珍しいな。
Aが誰かと話してるなんて。
しかも、6組の佐藤勝利くん。
イケメンで有名。」
「そうなの!?」
イケメンで有名な人にイケメンって言われる
この、なんとも言えない気持ち。
複雑だな。
『小原くんこそ。
イケメンで有名だよ。』
「そうなのよ!
だから、私不安で。」
宮地さんは、視線を下に落とした。
「俺が好きなのはAだけだから。」
宮地さんの頭の上に手を乗せて
優しく頭を撫でてる小原君の顔は
いつも見かける
女子に対して冷たい表情じゃなくて
優しい笑顔だった。
本当に、宮地さんの事が好きなんだな。
なぜか、心がモヤモヤしてる。
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作者名:青姫 | 作成日時:2017年5月16日 23時