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何も変わらない日常。
朝起きて
学校行って勉強して
帰ったら復習して
同じことの繰り返し
その同じことの繰り返しが
幸せな事なんて知ってる。
でも、ふとした時に
寂しくなって
味気なく感じる。
「なぁ。勝利聞いてる!?」
『ん、、、?あ。あぁ。聞いてるよ。』
聞いてなかったけど
聡は、もうっ。って頬を膨らませて拗ねてる。
聡は、中学校の時から仲良しで
親友だと思ってる。
「だからさ!5組の!
5組のAちゃんが可愛いって話!」
最近の、聡はその子の話ばっかりだ。
僕は正直分からなかった。
可愛いとか可愛くないとか以前に
顔知らないもん。
『話しかければいいじゃん。』
聡は、中学校の時からの人気者。
明るくて、優しくてフレンドリーで
僕とは正反対
「無理だよ!
あの。なんて言うのかな。
人を寄せ付けない感じ?
それに、、、。」
『それに?』
「幼なじみが居るんだって。」
『それとこれと、どう関係あるの?』
聡は、お弁当箱を机に置いて
廊下へと目線をやった。
「小原悠一。」
『イケメンで有名な?』
「アイツには勝てない。」
『宣戦布告された訳じゃないんだし。、』
なんて笑って返した
だけど聡は
ゆっくりと首を振って
僕を見た。
「悠一とAちゃん
付き合ってるんだよ。」
『え?』
知らなかった。
「結構、有名なんだよ?笑」
聡は
本当に勝利は、周りに興味無いね。
って笑ってまた、お弁当に箸をつけた。
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作者名:青姫 | 作成日時:2017年5月16日 23時