君は僕の光だった

光 ページ5

.


光 が眩しい。


青空と桜。

ちょっとだけ何時もより背筋を伸ばした。


思いっきり空気を吸い込む。


名前を呼ばれた気がして後ろを振り返る。


大きく手を振って走ってくる君。

周りの人の視線をものともしていない。

なんだか恥ずかしくなる。


ちょっとでいいから、気にしてほしい。


でもそんなところが僕は好きだったりする。



そう言ったら、調子にのってしまいそうだから言わない。


言わなくてもきっとわかってくれると思う君なら。



笑いながら君の名前を呼んだ。



.

だ→←の

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す