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冨岡「どうする？」
錆兎(聞いてねぇ)
無一郎「やります」
本人の意見も聞かずに話が進まった。勝負は一本勝負。今回は剣道関係なしに寸止めで相手に一本とったら勝ち。無一郎が勝った時は先程の条件を飲む。錆兎が勝った時は条件無し。
無一郎「伊之助は此処に居てね。勝手に何処かに行ったら兄様に言うから」
伊之助「ハイ」
無一郎は制服のままでいいと言うと有一郎から竹刀を借りる。錆兎は諦めた顔で竹刀を構えていた。審判は冨岡だ。
冨岡「初め！」
合図が出た瞬間に二人とも床を蹴って竹刀を打ち付け合う。その速さは冨岡と有一郎には見えなかった。そして無一郎と伊之助と錆兎は気づいた。二人が使っているのは呼吸だと。
錆兎「お前！？どうして！？」
無一郎「ふーん。……君、記憶所有者だね」
最後のところだけ顔を近づけて小さく話す。錆兎の目が見開かれる。無一郎はそんな事気にせずにどんどん打ち込んでいく。錆兎も直ぐに切りかえて打ち込んでいく。だが、錆兎の相手は現役柱。それに加えて前世より強くなっている。勝負は呆気なく着いた。錆兎の持っていた竹刀が飛ばされ無一郎の竹刀な錆兎の首元に当てられる。
無一郎「柱に勝てると思ってるの？」
錆兎「！」
小さく語りかけた。錆兎は背中が凍るようだった。冨岡は驚いて声すら出ない。まさか錆兎が負けるとは思わなかったからだ。
無一郎「勝負は着きましたよ冨岡先生？」
冨岡「ハッ！一本！」
有一郎「う、うそだろ」
有一郎もこの結果に固まっている。錆兎は無一郎に手を差し出した。無一郎は無言で見つめるとその手を取った。
錆兎「いい戦いだった。……それと後でに話があります」
無一郎「こちらこそありがとうございます。……いいよ」
お互い最後だけ小さく話すと笑みを見せるが錆兎の笑顔の裏には少しだけ恐怖と不安があった。
有一郎「無一郎、強いんだな」
無一郎「もう兄さんに守ってもらうだけじゃないからね」
有一郎「生意気だな！」
伊之助「終わったなら帰る！腹減った！」
無一郎「そうだね。あ、これを渡しときますね」
無一郎は鞄からとあるメモを錆兎に渡した。錆兎はメモを見るとすぐさましまった。
錆兎「ありがとう」
無一郎「冨岡先生、条件をのんでくれますよね」
冨岡「約束だからな。大会や練習試合の日には数日前に報告する」
無一郎「ありがとうございます」
無一郎はまた伊之助を抱き上げると鞄を持って来ろにつく。
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五条彩香(プロフ) - 更新お願いしますT^T (2021年4月29日 1時) (
レス) id: 387b7f4b11 (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香 - そうですかと分かりました！しつこく催促して申し訳ありません。続きが出来るまで楽しみに待ってます^_^ (2020年10月22日 12時) (レス) id: 8bfd63875e (このIDを非表示/違反報告)
神夜の羽織(プロフ) - とりあえず更新は単行本の方が完結まで全て出たら致します。それまでは申し訳ございません。待っていただいてもよろしいでしょうか？所々原作知識が抜けているので万全にして続きを書きたいと思っています。 (2020年10月21日 23時) (レス) id: 907640caa1 (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香 - (´；Д；`)(´；Д；`) (2020年10月21日 17時) (レス) id: 8bfd63875e (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香 - 更新まだですか？ (2020年10月12日 2時) (レス) id: 8bfd63875e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神夜の羽織 | 作成日時：2020年2月8日 17時
