第六話 猪少年 ページ21
縁が学校を影から守るようになって数週間が経った。今は竈門ベーカリーに毎日と言っていいほど通いつめており常連客となっている。無一郎は学校と任務以外はストーカー擬行動をとっている。縁は何も言わないから周りも何も言うことは出来ない。縁の目の前には無一郎が新人隊士に稽古をつけていた。彼らは縁に稽古をつけてもらおうとやって来た者達だ。だが、今は全員地に伏せている。
無一郎「そんなんで兄様に稽古をつけてもらおうと考えていたの？せめて”全集中・常中”を身に付けてから来なよ。上の階級や蝶屋敷にいる子達に教えて貰えるからさぁ。あ、でも、蝶屋敷には近づかないでね。怪我してる人や大切な”兄様”がいるからね。分かったらさっさと何処かに行ってくんない？」
兄様という単語を強く言った無一郎は倒れている隊士をゴミを見るような目で見てくる。隊士は気絶している奴を担ぎあげて走って去った。
縁「時透君、今度は全員が気絶するまでやろう。矢張り今世の隊士は気持ちはあるが実力がない。あれじゃ、直ぐに死んでしまうからね」
無一郎「わかった」
更に厳しくなった稽古に食らいつく隊士が増えていった。縁は部屋に戻る途中でなほから手紙を貰った。どうやら今朝方に鴉で届いたという。手紙は"藤の花の家紋の家"の主人で唯一前世の記憶を持っている"ひさ"からだった。彼女は今世では宿屋を営んでおり隊士には無料で貸出してもらい感謝している。
ひさ【(一部飛ばして)実は懐かしい子供を見つけました。どうやら猪に育てられ保護された子なのですが孤児院からも厄介払いされていていまして。そちらで引き取ることは出来ないでしょうか？子供の名前はーーーーー。どうかよろしくお願い致します。ーひさー】
縁は手紙を読み終えると脱いでいた羽織を羽織って玄関まで行く。無一郎は今し方任務に向かったところだ。
アオイ「鷹筆様、お出かけですか？」
縁「うん少しね。そうそう、此処に一人子供が増えるから部屋の準備とか頼めるかな？」
アオイ「子供ですか？男の子でしょうか？」
縁「男の子だよ。どうやら猪に育てられたらしくて孤児院でも厄介払いされているから何とか出来ないかと相談されてね。引き取ろうかと思うんだ。じゃ、留守は頼んだよ」
アオイ「分かりました。行ってらっしゃいませ」
縁は手紙に記載されていた住所に向かう。
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五条彩香(プロフ) - 更新お願いしますT^T (2021年4月29日 1時) (
レス) id: 387b7f4b11 (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香 - そうですかと分かりました！しつこく催促して申し訳ありません。続きが出来るまで楽しみに待ってます^_^ (2020年10月22日 12時) (レス) id: 8bfd63875e (このIDを非表示/違反報告)
神夜の羽織(プロフ) - とりあえず更新は単行本の方が完結まで全て出たら致します。それまでは申し訳ございません。待っていただいてもよろしいでしょうか？所々原作知識が抜けているので万全にして続きを書きたいと思っています。 (2020年10月21日 23時) (レス) id: 907640caa1 (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香 - (´；Д；`)(´；Д；`) (2020年10月21日 17時) (レス) id: 8bfd63875e (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香 - 更新まだですか？ (2020年10月12日 2時) (レス) id: 8bfd63875e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神夜の羽織 | 作成日時：2020年2月8日 17時
