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部屋に入ると壁際に置かれた机に向かっていた縁が振り返る。部屋の中には沢山の羽織と三枚の写真に目がいった。どれも無一郎の知っているものだ。
無一郎「兄様、これは……」
縁「あぁ、これらの事かい？これは皆の遺品だよ。あの後羽織だけが残っていたんだ。今僕が羽織っているのはしのぶの物だよ」
そう言いながら立ち上がると羽織がかけてある壁を見つめる。無一郎も釣られて見ると柱達や炭治郎達の羽織が掛けてある。それも何十年も前なのに状態が良い。無一郎は羽織を羽織っていなかったためない。
縁「今から君達が消えた後の事を全て話す。それを受け入れられるのならば鬼殺隊に入隊する手伝いをしてあげる。聞くよね」
無一郎「勿論」
縁は全て話した。鬼舞辻無惨も同じように消えた事。鬼が未だに増え続けている事。今の鬼殺隊の内情。月彦と耀哉の関係。そして他にも生まれ変わりがいて記憶が無く、無一郎が初めてだという事。話終わると無一郎は黙ってしまった。恐らく鬼舞辻無惨の事について考えているのだろう。今の鬼舞辻無惨こと月彦は鬼を増やすことはできない。それに加えて鬼狩りを協力しているのだ。今の鬼殺隊の者は知らないから受け入れられるが大正時代の者はどうであろう。受け入れられるのか。
縁「受け入れることができるかい？」
無一郎「……鬼舞辻無惨は許せない。沢山の人を鬼にしてきたから。でも、今は違うんだよね。月彦と言う奴に生まれ変わって鬼狩りをして、罪を償っている。兄様がいいなら僕は別に月彦がいようといまいが関係ない。許さないだけだ。干渉しないだけ。それならいいでしょ。だから鬼殺隊に入れて下さい」
無一郎は強い意志を持った浅葱色の目で縁を見つめる。縁はまるで分かっていたかのように優しい笑みを浮かべた。
縁「そう言うと思ったよ。ようこそ鬼を狩る鬼殺隊に。歓迎するよ、霞柱時透無一郎君。これからビジバシ鍛えていくから着いてきてね」
無一郎「はい！」
その後無一郎とお館様の所に向かい挨拶を済ませた。その場に月彦が居たが口を開こうとする前に無一郎に蹴られて気絶した。男性の弱点にやられたので暫くは再起不能だ。お館様と縁は思わず吹き出してしまう。無一郎はゴミを見るような目で月彦を見ている。先程の干渉しないの発言は何処に行ったのだろうか。それから無一郎は一旦家に帰り此処で三日ほど泊まると伝えに行った。有一郎が反対したそうだが気にせずに無視して来たそうだ。
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五条彩香(プロフ) - 更新お願いしますT^T (2021年4月29日 1時) (
レス) id: 387b7f4b11 (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香 - そうですかと分かりました！しつこく催促して申し訳ありません。続きが出来るまで楽しみに待ってます^_^ (2020年10月22日 12時) (レス) id: 8bfd63875e (このIDを非表示/違反報告)
神夜の羽織(プロフ) - とりあえず更新は単行本の方が完結まで全て出たら致します。それまでは申し訳ございません。待っていただいてもよろしいでしょうか？所々原作知識が抜けているので万全にして続きを書きたいと思っています。 (2020年10月21日 23時) (レス) id: 907640caa1 (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香 - (´；Д；`)(´；Д；`) (2020年10月21日 17時) (レス) id: 8bfd63875e (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香 - 更新まだですか？ (2020年10月12日 2時) (レス) id: 8bfd63875e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神夜の羽織 | 作成日時：2020年2月8日 17時
