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この青年は不治の病の苦しみから逃れるためならば人を傷つけてさえ良いと思っていたが炭治郎の夢の中に……心の中に入ったことにより元の優しい青年に戻っていた。炭治郎の心の中は暖かかった。
空気は澄み切って心地よくさらに光る小人が存在している。これは炭治郎の優しさの化身である。光る小人は青年が"精神の核"を探しているのを察すると手を引いて案内した。光とぬくもりの発生元である"精神の核"を前にして青年は何もできずただ泣いていた。しかし炭治郎は自力で目覚めたので間もなく現実世界に引き戻される。その際に光る小人を一人青年は掴んで離さなかった。炭治郎の心の一部。光の小人は青年の心に在り暗く沈んでいた心を明るく頭を暖かく照らしていた。
炭治郎「はい!」
炭治郎は前方の扉を開けたが濃い鬼の匂いに思わず顔を顰める。その後ろから縁と禰豆子もやって来る。
縁「鬼は先頭車両に居るね。炭治郎、行けるかい?僕は彼らを起こして乗客を守ってるから」
炭治郎「わかった!禰豆子は来るな!危ないから待ってろ、兄ちゃんと一緒にみんなを起こせ!」
炭治郎は上に上がると走って行った。縁は禰豆子を連れて眠っている煉獄達から切符を取り出すと禰豆子の血鬼術で燃やす。
縁「よし。これなら暫くしたら起きるかな(不味い。鬼と汽車が融合し始めている。もっと早くに気づくべきだった。こうなったら三人で此処に居る全員を助けることは……)」
伊之助「ガッハハハ!伊之助様のお目覚めだァ!」
目覚めた伊之助が大笑いしながら叫んで炭治郎がいる方に汽車の上を走って行った。それと同時に鬼の捕食器官が至る所から現れて乗客を喰おうとし始めた。
縁「筆の呼吸 参の型 悪筆」
やがて煉獄も目が覚めてすぐに状況を判断して行動に移した。善逸は寝ながら動いている。
煉獄「うたた寝している間にこんな事態になっていようとは!!よもやよもやだ。柱として不甲斐なし!穴があったら入りたい!申し訳ございません!兄上!」
縁「大丈夫だよ。それよりも煉獄君。炭治郎に伝言を頼む。禰豆子と我妻君も聞くんだ!この汽車は八両編成。僕は一番後方の四両を守る。我妻君と禰豆子にはこの車両を頼む。煉獄君は他の三両を頼む!炭治郎と嘴平は前方で頸を斬るように言ってくれ!」
呼吸説明*伍
筆の呼吸 参の型 悪筆 あくひつ
相手の首以外を切るだけの型
主に拷問などの時に使っていた
斬られたところの再生は遅い
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n(プロフ) - 続きをお願いします… (2020年4月17日 22時) (レス) id: 81dc700049 (このIDを非表示/違反報告)
神夜の羽織(プロフ) - ……頑張ってみます。 (2020年4月5日 23時) (レス) id: d57f708b28 (このIDを非表示/違反報告)
シバ - 続きを..........ください (2020年4月4日 14時) (レス) id: 344258cf85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:神夜の羽織 | 作成日時:2020年1月25日 17時