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混乱している2人にズバッと言い切る時透。そんな時透の頭を撫でながら褒める。時透は「えへへ」となんとも少年らしい笑顔を見せる。煉獄はそんなことも梅雨知らず「わっしょい!」を連発しながら十杯目のさつまいもの炊き込みご飯を食べている。女将さんが「もう少しお静かに」と言うまであと……。
夜。布団を引いて横になる。外は満点の星で満ち溢れている。蝋燭を消すと外から星の光が入って部屋を薄く照らす。
煉獄「……兄上。一つだけいいですか?」
縁「どうしたの?」
煉獄「俺達鬼殺隊の柱は……兄上が……鷹筆縁という者が人間ではないということ知っています」
縁「っ!?」
薄暗い中、煉獄に何時もと違い少し低めに話し出した。その内容に目を見開いて冷や汗をかく縁。明らかに動揺、混乱している。他の者も目は瞑っているが耳を傾けている。
煉獄「いつ言うか迷っておりました。俺達は兄上が鬼殺隊に入隊してから懐きはじめた頃にお館様より聞かされていたのです。今まで黙っていて申し訳ございません」
縁「……そうか。知っていたんだね。知っていたのに何故今まで通りに接してくれたのかい?」
宇髄「貴方様が人間ではないと聞いてド派手に納得をしてしまったから。それに貴方様は鬼では無いのですよね。ならば恨む必要もない」
不死川「最初は混乱しましたが俺は縁様の手足になると誓いました。鬼であったなら今すぐにでも発言を撤回していました。ですが、人間でもない鬼でもない。その中間にいるような貴方様なら大丈夫だと思ってしまう」
時透「……ちょっと何言ってるか分からない。信用してるならそう言えばいいのに。……はァ」
不死川「……まァ、そういうことです(後で覚えと来やがれェ)」
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神夜の羽織(プロフ) - 下で話していたパスワードのかかったお話を個人的な都合で削除することになりました。待っていてくださった方々には大変申し訳ございません。心よりお詫び申し上げます (2020年3月4日 14時) (レス) id: d57f708b28 (このIDを非表示/違反報告)
神夜の羽織(プロフ) - ありがとうございます (2020年2月28日 1時) (レス) id: d57f708b28 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - いいですよ^_^どの作品もいつも楽しみに待ってます(≧∀≦) (2020年2月28日 0時) (レス) id: 9f5e24e49c (このIDを非表示/違反報告)
神夜の羽織(プロフ) - お返事を待ってます (2020年2月27日 18時) (レス) id: d57f708b28 (このIDを非表示/違反報告)
神夜の羽織(プロフ) - それは本当に暇つぶし程度のもので自己満足です。それでも大丈夫ならば今の其の壱のリメイク終了と共に公開します。それでも宜しいでしょうか? (2020年2月27日 18時) (レス) id: d57f708b28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:神夜の羽織 | 作成日時:2019年11月6日 23時