検索窓
今日:6 hit、昨日:17 hit、合計:21,916 hit

***** ページ47

耀哉「鬼殺隊の柱たちは当然抜きん出た才能がある。血を吐くような鍛錬で自らを叩き上げて死線をくぐり十二鬼月をも倒している。だからこそ柱は尊敬され優遇されるんだよ。炭治郎も口の利き方には気をつけるように」

炭治郎「は……はい」

耀哉「それから実弥、小芭内。あまり下の子に意地悪しないこと」

伊黒.不死川「御意……」

耀哉「炭治郎の話はこれで終わり。下がっていいよ。そろそろ柱合会議を始めようか」

胡蝶「でしたら竈門君は私の屋敷でお預かり致しましょう」

炭治郎「えっ?」

胡蝶「はい、連れていってください!」

そう言って手を叩くと隠の者がやって来て炭治郎を連れていく。縁は禰豆子を軽く撫でると箱の中に入れて空いた穴から日光が入らないように自分の羽織を巻き付ける。

縁「大事に運んでね」

隠「はっはいぃぃ!」

炭治郎「ちょっと待ってください!その傷だらけの人に頭突きをさせてもらいたいです!絶対に!禰豆子を刺した分だけ絶対に!!頭突きなら隊律違反にならないはず!」

炭治郎が戻ってきて言い放と何処からか石が飛び当たる。石を投げつけたのは時透だ。

時透「お館様のお話を遮ったらだめだよ。早く下がって」

隠が気絶しかけている炭治郎をすぐさま背負い連れて走る。

耀哉「炭治郎。珠世さんによろしく」

去った後から「待ってください!」と叫ぶ声が聞こえてくる。そんな炭治郎にまた口を抑えながら笑っている縁。

耀哉「楽しそうですね縁様」

縁「炭治郎があんなに成長してくれて嬉しいからかな?」

煉獄「兄上!あの竈門炭治郎という隊士とどのような関係何ですか?」

縁「言っていなかったかな?ごめんね。冨岡君は知っていたと思うけど……二人は僕の弟と妹だよ。可愛いと思わないかい?」

知らなかった柱が絶句する中、特に絶望したような顔をしているのは不死川だ。

縁「不死川君、大丈夫だよ。僕は全く怒っていないんだ。炭治郎が禰豆子を連れて鬼殺隊に入ったならばいつかは超えなくてはならない壁だったからね」

全員がそう言った縁に安堵する。縁は時透に石は投げてはだめだよと軽く注意すると元々座っていた縁側に座り直す。不死川も屋敷から出て他の者と同じように跪く。まだまだ柱合会議は始まったばかりだ。

大正コソコソ噂話

炭治郎「兄ちゃんが特に好きな甘味は”しべりあ”というハイカラなお菓子なんだ。昔は都会に行ったお土産によく買ってきてくれたんだ!」

縁「美味しいよ」

お知らせ→←****



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (9 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
32人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:神夜の羽織 | 作成日時:2020年8月9日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。