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第十一話 秘密 ページ36

炭治郎「……ねぇ兄ちゃん。何で珠世さんや愈史郎さんと知り合いなんだ?」

縁(炭治郎には嘘ついても匂いでバレてしまうか。いつか全てバレるとするならば今少しバレても大丈夫かな)「炭治郎、禰豆子。少し大切な話があるんだ。聞いてくれるかな?」

炭治郎は小さく頷いた。3人は誰も居ない静かに話せる所に移動した。2人は無言で縁を見上げている。

縁「炭治郎、禰豆子。僕は人間ではないんだ。鬼が産まれるより前に産まれた鬼以上の化け物。僕はお腹は空くし寝ることも出来る。でも死ぬことだけは絶対にない。そうて気まぐれでだけ生きてきた。目の前で死にそうな人間を見放したことだってある。……そんな僕を君達は受け入れてくれるかい?」

炭治郎「(兄ちゃんは今物凄く真剣だ。それでいて恐れている。拒絶されるんじゃないか。いつも辛い時兄ちゃんは何をしてくれた?俺は……)当たり前だよ!」

禰豆子「むぅーー!」

炭治郎は同じことを考えていたであろう禰豆子と悲しい顔をしている縁に抱きついた。いつも自分たちにしてくれたように。

炭治郎「兄ちゃんが例え鬼であろうとなんであろうと兄ちゃんであるのは変わらない!禰豆子もそうだ!何度も兄ちゃんに助けられてきた!今更何言ってるんだ!兄ちゃんはずっとずっと俺たちの兄ちゃんだ!」

禰豆子「むぅーむぅー!」

縁「……ありがとう」

それから3人はしばらく泣き続けた。3人の目元は真っ赤になっていたけど気にしなかった。

大正コソコソ噂話

縁「泣いたのは何百年ぶりだろうね」

炭治郎「たまには俺や禰豆子に甘えてもいいからね!ね、禰豆子」

禰豆子「むぅむぅ!」

第十二話 お食事処→←第十話 再開



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作者名:神夜の羽織 | 作成日時:2020年8月9日 9時

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